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「サッポロ 濃いめのグレフルサワー」、通年販売商品に

2024年9月25日 発売

マーケティング本部 ビール&RTD事業部 濃いめブランドマネージャーの宮寿衣美子氏

 サッポロビールは、「サッポロ 濃いめのグレフルサワー」を9月25日に発売する。

 同商品は、“濃いめ”ブランドの新フレーバーとして通年販売されるグレープフルーツ味のRTD(Ready To Drink)。グレープフルーツ浸漬酒を一部使用し、“ギュッと手搾りしたようなジューシーな果実感”を表現している。アルコール度数は7%で、350ml缶と500ml缶をラインアップし、それぞれ148円、200円(税別)程度で販売される。

 同社では、2019年に炭酸水で割って楽しむRTS(Ready To Serve)商品として「濃いめのレモンサワーの素」を発売。これが人気だったことから、2021年にそのまま楽しめる缶入りのRTD商品として「濃いめのレモンサワー」を発売し、季節限定品と投入しながら家庭向け、業務向けの両面展開で販売を拡大してきた。

 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 濃いめブランドマネージャーの宮寿衣美子氏によれば、濃いめブランドのRTDの出荷実績は発売以降、毎年市場全体の成長を上回る規模で伸長しており、350ml缶換算で2023年には約553万箱を出荷。2024年には630万箱の出荷を見込んでいるという。

サッポロ 濃いめのグレフルサワー

 同氏は、こうした成長の背景には、酒税改正によりビールテイストからRTDへの流入が進んだほか、物価上昇により消費者の節約意識が高まったという環境の変化があったと分析。ビールの代替としての食中酒としての位置づけや無糖であること、健康意識の高まりや飲酒ガイドラインの発表などで高アルコールの商品を控えるようなトレンドもRTD好調の要因になっている。

 こうした状況のなか、濃いめブランドは“濃いめ”の味わいの満足感や、手頃な価格設定によるお得感を演出することで市場への定着を図っている。

 グレープフルーツ味については、すでにRTS商品として「濃いめのグレフルサワーの素」が商品化されており、その人気を受けて2023年10月に数量限定でRTD版を発売。これが好評だったことから、今回、通年販売されることになった。

 宮寿氏によると、「サッポロ 濃いめのレモンサワー」には唐揚げやスモークチーズ、「サッポロ 濃いめのグレフルサワー」には餃子や担々麺がオススメとのこと。

「サッポロ 濃いめのレモンサワー」には唐揚げがオススメ
「サッポロ 濃いめのグレフルサワー」には餃子がオススメ

 10月1日には「サッポロ 濃い搾りグレフルサワー ノンアルコール」も期間限定商品として登場する予定で、今後も季節にあわせた商品展開を行なっていくとしている。

サッポロ 濃い搾りグレフルサワー ノンアルコール