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ローソン、秋の新作“とろサク/じゅわサク”食感の「メロンパン」2品発売

2024年9月10日 発売

ローソン 秋の新作ベーカリー「とろサクっ!クリームメロンパン」(左)と「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」(右)

 ローソンは食感にこだわった「とろサクっ!クリームメロンパン」と「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」を9月10日に発売する。価格はいずれも171円。

 コンセプトは2つの食感を1度に楽しめることで、コンビニ定番商品であるメロンパンに付加価値を加え提供する。

クリームパン×メロンパン「とろサクっ!クリームメロンパン」

「とろサクっ!クリームメロンパン」(171円)

 クリームパンとメロンパンを掛け合わせ、サクッとしたクッキー生地にとろっとしたカスタードクリームを入れ、“とろサク”食感を実現。

 表面のクッキー生地には米粉と沖縄県産黒糖の蜜を使用しており、焼き上げた後にバター風味のオイルをかけることで、風味豊かなサクサク食感に仕立てた。クッキー生地と卵感がしっかりと感じられるブリオッシュ生地を合わせ、とろっとした濃厚なカスタードクリームを入れた。

 メロンパンの生地ととろっとしたクリームの異なる食感を楽しめて、たっぷりクリームで満足感がある。

デニッシュパン×メロンパン「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」

「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」(171円)

 サクッとしたクッキー生地とじゅわっとしたデニッシュ生地を合わせ、“じゅわサク”食感を実現。

 表面のクッキー生地にはグラニュー糖を使用し、塩味の効いた発酵バター入りマーガリン、チョコチップなどを練り込み焼き上げることで、サクサク食感に仕立てた。バターとチョコの風味がじゅわっと口の中に広がるデニッシュ生地と合わせることで、じゅわサク食感が楽しめるとしている。

 ややゴツゴツとして見た目で、噛むと一気にバターの風味豊かな味わいとチョコの風味が押し寄せる。

開発のこだわりと今後の展望

 商品本部 商品コンセプト部 シニアマーチャンダイザーの平原さやか氏によると、2商品の開発期間は約10か月で、「とろサクっ!クリームメロンパン」は、コクがありながらもすっきりと食べられるクリームの開発に時間を要したという。また、2023年12月に出した「チョコチップメロンパン」と比較して、2倍のクリームを入れ、たっぷりクリームにこだわった。

「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」は、噛んだときに広がるバター感とチョコ感にこだわり、チョコ感を出すのに苦労したという。チョコチップとチョコチャンクを入れることでチョコ風味を出した。

 いずれも30~40代の男女をターゲットとしており、5月に愛知県内約40店舗で約2週間の実験販売を行なったところ、菓子パンカテゴリーの販売高は実験前に比べて約2割増となった。また、これまで女性が約6割と購入層の中心になっていた定番のメロンパンと比較して、男性の購入比率が約6割と高い結果になったとしている。

 これについて平原氏は、見た目・商品名ともに分かりやすく、ボリューム感があるからでは? と分析し、慣れ親しんだ商品で異なる食感を掛け合わせ、トライアルをねらっていきたい。今後も引き続き食感にこだわった生地を使った商品を開発し、ベーカリー売場全体の活性化を図ると展望を述べた。