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ロッテ「プレミアムガーナ」ブランドから秋冬向けの5商品
2024年9月26日 20:04
ロッテは、専門店のようなリッチな味わいを追求する「プレミアムガーナ」ブランドから秋冬向けの5商品を発売する。
10月1日に「プレミアムガーナ 濃厚生チョコレート<芳醇ミルク>」「プレミアムガーナ 濃厚生チョコレート<芳醇カカオ>」「プレミアムガーナ プラリネトリュフ<ヘーゼルナッツ&アーモンド>」の3商品、10月15日に「プレミアムガーナ クレームショコラ<焦がし生キャラメル>」「プレミアムガーナフルーツショコラ<完熟巨峰>」の2商品がそれぞれ発売となる。
マーケティング本部 ブランド戦略部 ガーナブランド課の山口洸也氏によれば、2021年10月に立ち上げられたプレミアムガーナブランドは、コロナ禍でちょっとした贅沢を求めるご褒美ニーズが高まり、長年親しまれてきたガーナにひと手間加えることで特別感を演出する商品に位置づけられる。2023年度には2020年度比でチョコレート市場全体が101.5%と微増だったのに対し、同社のプレミアムラインは333.2%と市場を上回る成長を見せているという。
プレミアムガーナにおいては、春夏と秋冬で商品ラインアップを入れ替え、それぞれの季節で求められる味わいを追求。中央研究所 チョコ・ビスケット研究部 チョコレート研究二課の鮫島一輝氏によると、軽やかさや華やかさ、食感の変化が求められる春夏と、濃厚なものが求められる秋冬といったニーズの変化に対応するため、工場においては同じ製造ラインを活用しながら作り分ける工夫を行なっている。
「プレミアムガーナ 濃厚生チョコレート<芳醇ミルク>」と「プレミアムガーナ 濃厚生チョコレート<芳醇カカオ>」については、繊細な口溶けと濃厚さの両立を狙って開発された商品。内容量は各12枚入りで、店頭価格は367円前後になる見込み。
昨年も同様の商品が販売されていたが、チョコレートに求められる濃厚さとは何かという原点に立ち返り、ミルクならミルク、カカオならカカオといった形でそれぞれの濃厚さを追求したという。昨年は使用する洋酒にブランデーを採用していたが、今年はミルクリキュールとカカオリキュールをそれぞれ用いることで、濃厚さに深みを出している。
「プレミアムガーナ プラリネトリュフ<ヘーゼルナッツ&アーモンド>」では、ヘーゼルナッツにガーナローストミルク、アーモンドにガーナミルクを組み合わせた2つのナッツプラリネの層の中にガーナミルクを閉じ込めた3層構造で、風味の変化と融合が楽しめる。内容量は49gで、店頭価格は280円前後になる見込み。
外側の2層の厚みは数%の違いで味わいに与える影響が大きく、ガーナミルクの味で終わらせたいという思いもあり、ベストな比率を探し求めて辿り着いたのが今回の商品だという。そのこだわりを実現するため、回転釜で1層ずつ丁寧にコーティングしている。
「プレミアムガーナ クレームショコラ<焦がし生キャラメル>」と「プレミアムガーナフルーツショコラ<完熟巨峰>」は、チョコレートの温度調節や他の原料との混ぜ方をコントロールすることで、とろっとした状態を保つセミリキッドショコラ製法により、独特の口溶けを実現した商品。内容量は65gで、店頭価格は324円前後になる見込み。
キャラメル味については、昨年も販売されていたが、今年は“焦がし”によりほろ苦さをまとわせることで、本格的な大人の味わいを表現。一方の巨峰味については、ガーナブランドで初めて挑戦するフレーバーとなり、開発当初、研究所内でも議論になったが、最初の試作品のデキがよく、商品化が進められることになったという。開発過程では皮の渋みの再現が課題となり、赤ワインを用いることで複雑で本格的な味わいを実現できたという。
同社開発陣のこだわりが詰まった5商品だが、今回のラインアップについては、噛まずに舌の上でゆっくりと溶かして味わうのがオススメとのこと。じっくりと時間をかけてプレミアムな味わいを楽しんでいただきたい。