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ネスレ、手軽にアイスコーヒーを作って飲める2つの新商品

ネスカフェ エスプレッソベース

 ネスレ日本は、手軽にアイスコーヒーを作って飲める濃縮タイプの「ネスカフェ エスプレッソベース」とソリュブルタイプの「ネスカフェ アイスブレンド」を発売する。

 ネスカフェ エスプレッソベースでは、水を加えてアイスコーヒーを作ったり、牛乳や植物性ミルクを加えてアイスラテを作ったりできるほか、炭酸やジュース、お茶などを加えることで好みのオリジナルドリンクを作れる。

 同社では、エスプレッソベース:割りもの=1:4を基本にアレンジを楽しんでほしいとしているほか、オレンジコーヒー、バナナコーヒーラテ、ほうじ茶コーヒーといったアレンジもオススメだとしている。

オススメのアレンジ

 商品としては、「甘さひかえめ」と「無糖」の2種類をラインアップ。1本(500ml)で約15杯分が目安となるが、従来のポーションタイプの商品と比べると、分量の調整が可能で自由度が高い。価格は各429円。3月1日に発売となる。

 ネスカフェ アイスブレンドは、新たに開発された「クリスタルフローズン製法」により、冷たい水にも溶けやすい性質をもったアイスコーヒー用のソリュブルコーヒーとなる。

ネスカフェ アイスブレンド

 クリスタルフローズン製法は、淹れたてのコーヒー液を丁寧に凍結し、コーヒーの風味を閉じ込めるとともに、凍結乾燥条件を最適化することでコーヒーパウダーの粒の内部により大きな隙間を形成。その隙間に水やミルクが入り込むことで溶けやすくなっているという。

 スイス本社のR&Dセンターが持っていたアイデアを元に、日本の開発チームや工場、マーケティングチームが連携して試作と分析を繰り返して世界に先駆けて製品化されたとのことで、同社では「ネスカフェ史上最も溶けやすい」としている。

 ホットコーヒー向けの一般的なソリュブルコーヒーは、パウダーを先に入れてお湯を注ぐ流れだが、同商品は溶け出す過程で挽きたての香りが広がるようになっているため、先に水を注ぎ、その上からパウダーをかけ、軽く混ぜるのがオススメとのこと。

 4つの形態で販売され、価格は瓶(80g)が1114円、つめかえ(95g)が1229円、つめかえ用袋(50g)が548円、スティックブラック(20本入り)が506円。3月10日に発売となる。

(左から)飲料事業本部 液体飲料、ホワイトカップ&ミロビジネス部 部長の吉永祐太氏、飲料事業本部 レギュラーソリュブルコーヒー&システムビジネス部 ブランドマネジャーの尾崎由唯氏、飲料事業本部 液体飲料、ホワイトカップ&ミロビジネス部 ブランドマネジャーの川端彩花氏

 飲料事業本部 液体飲料、ホワイトカップ&ミロビジネス部 部長の吉永祐太氏は、コーヒーのホット・アイス飲用比率においてアイスでの飲用が過去30年間で1.7倍に伸びており、4割がアイスになっているというデータを紹介。

 その比率は若い人ほど高くなる傾向があるほか、近年は暑い季節が長くなっていることもあり、2025年の春夏に向けて、アイスコーヒーをおいしく楽しむための商品の開発に注力したと説明している。

冷たい水で作っても泡ができる「ネスカフェ ふわラテ アイスラテ」「ネスカフェ ホイップタイム フローラルミルクティーラテ」も3月1日に登場する
ミッキーマウスなどが描かれたディズニー限定デザインの商品も3月上旬から順次販売される