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「アサヒ 颯」リニューアル、焙煎度改良ですっきり感と香りを追求

2025年3月4日 リニューアル

「アサヒ 颯」がリニューアル

 アサヒ飲料は、緑茶ブランドの「アサヒ 颯(そう)」をリニューアルし、3月4日に発売する。これに先立ち、3日には仲里依紗が出演する新CM発表会が開催され、マーケティング二部長の高橋徹氏がリニューアルの狙いを説明した。

 高橋氏は、直近の緑茶市場の動向として、20~30代の若年層が購入する機会が増えてきていると指摘。急須を持たず、茶葉から淹れるのではなく、ペットボトルで購入して飲むという消費スタイルが定着しているほか、渋みや苦みよりもすっきりゴクゴク飲めることを求める嗜好の変化を背景に、颯の売上は2023年に発売されてから2億本を突破。10~30代の購入率が市場全体と比べて6ポイント高くなっているという。

 同氏によれば、2025年は「Make you Positive! 突き抜ける爽快感で、歩みを止めない人を応援する」をブランドパーパスに掲げ、新時代の緑茶で固定概念の打破を目指す。

マーケティング二部長の高橋徹氏

 颯においては、製茶の機械化が進む以前の昭和40年代頃までスタンダードだった「微発酵茶葉」を用いることで、華やかで爽やかな香りを表現しているが、今回のリニューアルでは、焙煎度を改良することで、すっきり感を強化するとともに、花香の香りを立たせているとのこと。こうした新たな味わいについては、放香堂 茶師十段の酢田恭行氏監修の下で開発されている。

新たなパッケージデザイン

 また、パッケージのデザインについても、茶葉のデザインや黒いキャップで新しさを訴求してきた従来品とは対照的に、ミントグリーンを基調としたカラーリングで爽快感を表現する形にリニューアルしている。

 発表会には4日から放映される新テレビCMに出演する仲里依紗も登場。「緑茶のCMって女優っぽい。すごく嬉しい」とコメント。新たなパッケージデザインを披露しながら「爽快感がある。早く飲みたくなる。スタイリッシュだから、ファッションで持って歩きたい」と語っていた。

仲里依紗