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ほっともっと/やよい軒、8月の新商品のこだわりを説明

シアトルからラーメン店「KAYAVA.」で全米制覇を目指す

2025年8月4日 取材
ほっともっとの新作「夏のよくばり牛カレー」

 プレナスは8月4日、Hotto Motto(ほっともっと)とやよい軒で8月に発売する新商品に関する説明会を開催した。

 ほっともっとでは、5日に「夏のよくばり牛カレー」を発売。同店では、23種のスパイスを使用した通常のカレーも販売しているが、昨年に続き、暑い夏に楽しめるより本格的なカレーを販売することにした。

 通常のカレーとは異なり、6種のこだわりスパイスに加え、肉や野菜の旨味が溶け込んだコク深い味わいを追求。牛肉と玉ねぎをたっぷりと使用することで、食べ応えのある贅沢なカレーに仕立てられている。辛さを調節できる「辛旨カレースパイス」パウダーも付属している。

通常のカレーよりも黒い色合い

 開発担当者によれば、最後までおいしく食べられるように、味付けではフルーツ系の甘味と酸味を効かせ、ローストオニオンで深みを出し、黒胡椒のピリッとしたスパイスを効かせており、北海道産の生クリームを隠し味に使用しているとのこと。

 商品のバリエーションとしては、ベーシックな「夏のよくばりカレー」(670円)、から揚をトッピングした「夏のよくばり牛カレー(から揚)」(850円)、ロースカツをトッピングした「夏のよくばり牛カレー(ロースカツ)」(890円)に加え、ゴーダ、ホワイトチェダー、モッツァレラの3種をブレンドして使用した「夏のよくばり牛カレー(チーズ)」(760円)が今年から新登場する。

 やよい軒では、TEPPAN FAIRの第3弾として「牛バターちゃんぽん焼定食」が5日から販売されている。

 同社では、ちゃんぽん麺をレギュラー商品として販売しているが、麺メニューの拡充を検討するなか、ごはんのおかわり自由という同店の強みを活かすため、“ついついごはんをおかわりしたくなる商品”を開発することにしたという。

牛バターちゃんぽん焼定食

 担当者によれば、麺、牛肉、ごはんとの相性を考え、2種類の本醸造醤油をベースにしたオリジナルソースを開発。バターをトッピングすることでコクを付与し、最後まで飽きずに食べられるバランスを目指した。ミル付きの容器でブラックペッパーを提供することで、挽きたての香りや刺激を楽しめるように工夫している。

 通常の「牛バターちゃんぽん焼定食」(1150円)に加え、「【お肉2倍】牛バターちゃんぽん焼定食」(1550円)も用意されている。

 また、同社では、海外での事業展開を成長戦略の1つとして掲げているが、2024年10月に米国シアトルに手作りラーメン店「KAYAVA.」をオープン。米国ナンバーワンの店舗数を目指していく方針だという。

 KAYAVA.については、米国ボストンでBest of Bostonを受賞した「Tsurumen Davis」を運営する大西益央氏に監修を依頼。「Addicting & Less is more.」をコンセプトに、日本の伝統性とも段差を融合させた雰囲気の店内で、こだわりの食材を使ったラーメンを追求していく。

 米国での出店拡大を目指すKAYAVA.だが、7月15日には東京茅場町に「KAYAVA.総本店」(東京都中央区茅場町1-7-1 日本橋弥生ビルディング1F)がオープン。徳島県産の地鶏「阿波尾鶏」を使った白湯(パイタン)スープや清湯(チンタン)スープと、国産小麦を使用した麺とともに楽しめる。

KAYAVA.総本店の鶏白湯醤油ラーメン(1000円)

 日本国内においては2店舗目の出店は考えておらず、あくまでブランドの認知拡大を狙っての出店で、提供メニューも米国とは異なるが、店舗の内装などは共通仕様となっているとのこと。

KAYAVA.総本店の外観
店内の様子