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ほっかほっか亭「\贅沢/シュウマイ弁当」、12月1日発売

ホソヤコーポレーションのシュウマイにあわせてオリジナルのたれを開発

2025年12月1日 発売
\贅沢/シュウマイ弁当

 ほっかほっか亭総本部は、「\贅沢/シュウマイ弁当」を12月1日に発売する。

 同商品では、グループ会社で中華惣菜を製造・販売するホソヤコーポレーションのシュウマイを使い、店舗でせいろで蒸して提供する。

 肉屋として創業したホソヤコーポレーションのシュウマイは、国産豚肉を100%使用し、かたまり肉で仕入れて検査した後、自社工場で挽肉に加工しており、ジューシーな肉の旨みが楽しめる。

 玉ねぎについても、国産のものを使用し、製造直前で検査・カットを行なうことで新鮮さと品質を担保。自家製のコシのあるツルもち食感の皮で旨みを閉じ込めている。

 シュウマイ弁当については、2月にも一部店舗で販売されており、これが好評だったことから全国発売されることになった。全国展開にあたっては、オリジナルのシュウマイのたれを開発。醤油をベースに隠し味に国産のゆず果汁とウスターソースを加え、ほどよい酸味と甘みでシュウマイの味わいを引き立てる。

 価格は、シュウマイ4個とごはんにポップコーンシュリンプ、たまごやき、椎茸昆布などと組み合わせた「\贅沢/シュウマイ弁当」が810円、シュウマイ単品の「\贅沢/シュウマイ(4コ)」が320円。

 11月27日に開催された説明会では、常務取締役 商品企画統括本部 統括本部長 兼 企画本部 本部長の飯沼俊彦氏と商品本部 本部長の信木竜司氏が発売の背景などを語った。

(左から)常務取締役 商品企画統括本部 統括本部長 兼 企画本部 本部長の飯沼俊彦氏、日本シュウマイ協会 代表理事のシュウマイ潤こと種藤潤氏、商品本部 本部長の信木竜司氏

 飯沼氏は、同社が2026年6月に創業50周年を迎えるにあたり、従来こだわってきた「手作り」「あたたかい」「おいしい」に加え、新たに「たのしい」という軸を設けるとする。「食べて楽しいのはもちろん、お店に来て楽しい、ホームページを見て楽しい、SNSを見て楽しい、アプリを見て楽しい。すべてのタッチポイントで楽しさを感じていただきたい」と語る。

 大阪・関西万博で箸を使わずに食べられる「ワンハンド弁当」を提案したり、おかずを自由に組み合わせられる「カスタマイズ弁当」の対応店舗を拡大したり、現代らしい弁当屋の形を模索。ワンハンド弁当については近く常設の専門店をオープンすることも明らかにした。

 今回のシュウマイ弁当については、「最初は普通にシュウマイを弁当箱に入れて提供するつもりだったが、ライブ感を出したかった。お店にせいろを置いて蒸すライブ感を通じて楽しさを感じていただきたい」という。

 信木氏は、同社をはじめとするハークスレイ傘下のさまざまな事業会社を紹介。ホソヤコーポレーションは関東エリアで高いシェアを誇る中華惣菜メーカーで、今回のメニューではその工場で生み出されるシュウマイのこだわりのポイントが存分に生かされていると語る。

 肉については、弾力があり、肉の旨みが感じられる部位の頭肉を一部使用することで旨みを表現。野菜も国産の玉ねぎと生姜を使い、作る直前に加工することで鮮度を維持。さらに、自社工場内で多段ローラーを使って皮を製造している。

 たれについても、「地域によっては醤油だったり、ソースだったりするが、今回は醤油とソースを両方配合し、隠し味にゆずを加えることで、さっぱりした食べやすい肉の旨みを引き立てる味わいにした」という。

 ほっかほっか亭としては、今回の商品の発売にあわせて店舗の厨房にせいろを導入。海老シュウマイやホタテ入りシュウマイといった派生形の展開に加え、中華ちまきなど、レンジアップではなく、せいろで蒸すことでおいしくできるメニューを順次展開していくとのことだ。

 その後、日本シュウマイ協会 代表理事のシュウマイ潤こと種藤潤氏が、日本におけるシュウマイの普及の過程や現在の第2次シュウマイブームの特徴を紹介した。

 全国2000種類、1万粒以上のシュウマイを食べてきたという同氏だが、横浜中華街の飲食店で提供が始まった当時を第1世代、崎陽軒が日本風にアレンジし、冷めてもおいしい駅弁として販売した時期を第2世代と定義。

 その後、町中華で食べられるようになった第3世代、関東とは異なるルーツで普及した551蓬莱などの第4世代、冷凍・冷蔵技術の発達に伴い、学校給食を中心に家庭の食卓に普及していった楽陽食品やホソヤコーポレーションによる第5世代、土産として開発された呼子萬坊いかしゅうまいなどの第6世代、中華の垣根を超えてフレンチなどのさまざまな料理と融合して多様化し、お酒と一緒に楽しまれるようになった第7世代(現在)に分類されるという。

 同氏によれば、現在の第2次ブームは、第7世代の飲食店が増えたことが直接の要因だが、2019年に味の素冷凍食品から発売された「ザ★シュウマイ」が大きな引き金になった。「それまでの家庭のシュウマイは脇役で、お弁当などで副菜的に使われていた。この商品は主役。第7世代の料理人が食べてシュウマイの可能性を感じた」ことで、急激に専門店が増加するきっかけになった。

 また、コロナ禍でイエナカでの食事を楽しむアイデアが求められ、手軽に楽しめるせいろが注目されたことも追い風となり、現在の第2次ブームに至っているのだとか。2025年時点で専門店が150店舗を超え、冷凍食品のリニューアルラッシュもあり、飲食店、家庭向けともにさらなる進化が期待される。

 同氏は、2026年のトレンドとして「ご当地シュウマイ」を挙げており、注目のお店を紹介していた。