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東京アプリ“1万1000円分”付与キャンペーンのポイント交換対象に「PayPay」加入の可能性

小池百合子東京都知事(11月28日の会見より)

 東京都は公式アプリ「東京アプリ」において「1万1000円分」のポイントを付与する「つながるキャンペーン(仮称)」を予定しているが、東京都議会においてその内容について質疑があった。

 公明党のまつば多美子氏は代表質問において、東京アプリで付与される「1万1000円分」の東京ポイントを変換できる決済事業者について、「利用者が多いPayPayなどポイント交換先の決済事業者をさらに増やすべきと考えます」と発言。

 それに対し副知事の宮坂学氏は、「ポイント交換ができる決済事業者の拡充の検討などさらなる利便性の向上に取り組んで参ります」と答弁した。また、キャンペーンの実施時期については、12月15日から予定している「都民参加型の最終検証」を経て、年明けに検証結果の分析と必要な対策を行なったのち、事業の速やかな開始を目指すと説明しているため、発表当初の「秋ごろ」から「2026年」へ、年を越すことになる。

 東京アプリのポイントを交換できる決済事業者は、リリース当初は「au PAY」と「d払い」のみだったが、10月20日から「メルカリポイント」「楽天ペイ」「Vポイント」が加わっており、そこにさらに「PayPay」などが加わる可能性が出てきた。

東京アプリ「都民参加型の最終検証」

 キャンペーンでは東京アプリをダウンロードして、マイナンバーカードで本人認証をした15歳以上の都民を対象に東京ポイントを1万1000円分付与。ポイントは、決済事業者のポイントに変換して利用することができる。

 東京アプリの「都民参加型の最終検証」は、12月15日から26日まで実施し、検証では新規登録からポイント付与までの一連の動作の確認や、アクセス集中回避に向けたデータ収集を行なう。参加者には500円分の東京ポイントが進呈される。

東京アプリ「都民参加型の最終検証」

実施時期: 2025年12月15日13時~26日18時
対象者: 東京都内在住で15歳以上の都民(住民登録していること)
用意するもの:
・スマートフォン(iOS 16以降/Android 11以降)
・東京アプリのダウンロード(すでに登録済みの人も参加可能)
・デジタル認証アプリ(デジタル庁が提供するアプリ)のダウンロード
・マイナンバーカード(有効期限が切れていないもの)と利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁の数字)と券面事項入力補助用の暗証番号(4桁の数字)
参加者へのプレゼント: 東京ポイント(500ポイント)
Webサイト: デジタル認証アプリ

現在の連携サービスは「au PAY」「d払い」「メルカリポイント」「楽天ペイ」「Vポイント」の5つ