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東京アプリ「都民参加型の最終検証」は小池都知事も参加済み。“1万1000円分”付与キャンペーンは年明けに

2025年12月15日~26日 実施
小池百合子東京都知事(12月19日の会見より)

 東京都が12月19日に開いた会見で小池百合子東京都知事は、12月15日~26日の期間で実施している「東京アプリ」の「都民参加型の最終検証」について言及した。

 この最終検証は、新規登録からポイント付与までの一連の動作の確認や、アクセス集中回避に向けたデータ収集を行なうもので、協力者には東京ポイント「500ポイント」が付与される。

 この最終検証を経て、1万1000円分のポイントを付与する「東京アプリ生活応援事業」が始まることから実施前から話題となっており、検証開始後はまさにアクセスが集中したことでつながりにくい状況も発生していた。

 また、普段スマートフォンを使い慣れていない人には検証手順のハードルが高いことから、東京アプリの公式サイトでは「よくある質問一覧」ページが設けられており、金属製の机の上ではマイナンバーカードの読取りがうまくいかないことや、本人確認・ポイント申込完了の状況確認の方法などが案内されている。ちなみに500ポイントは付与されるまで「申込後、数日から1週間程度」の時間がかかるという。

 最終検証後、1万1000円分のポイントを付与する「東京アプリ生活応援事業」が始まるが(最終検証と生活応援事業は異なるもの)、付与された1万1000円分のポイントは、東京アプリが連携する決済事業者のポイントに変換して利用することができる。

 生活応援事業の開始時期について小池都知事は、「見出されているさまざまな課題について、その解決策、ソリューションを見つけて、そして年明けに検証結果を分析して、必要な対策を行ないまして、東京アプリの生活応援事業の速やかな開始を目指してまいりたい」と述べており、1万1000円分ポイント付与のキャンペーンは年明け実施の見通しだ。なお、小池都知事は自身も「都民参加型の最終検証」に参加済みであることをこの会見で明かしている。

「都民参加型の最終検証」で本人確認・ポイント申し込みが完了しているかどうかは、東京アプリのホーム画面で確かめることができる
東京アプリと連携する決済事業者は現状「au PAY」「d払い」「メルカリポイント」「楽天ペイ」「Vポイント」の5つ