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東京都“1万1000円分”付与キャンペーンに向けた「都民参加型の最終検証」がいよいよスタート。宮坂学氏「ポイント交換ができる決済事業者の拡充」に言及

2025年12月15日~26日 実施
小池百合子東京都知事(12月12日の会見より)

 東京都は公式アプリ「東京アプリ」の「都民参加型の最終検証」を12月15日~26日の期間実施する。

 新規登録からポイント付与までの一連の動作の確認や、アクセス集中回避に向けたデータ収集を行なうもので、協力者には東京ポイント「500ポイント」が付与される。

 この最終検証を経て、1万1000円分のポイントを付与する「東京アプリ生活応援事業」が始まることになる。付与された1万1000円分のポイントは、東京アプリが連携する決済事業者のポイントに変換して利用することができる。

 連携する決済事業者の現状は「au PAY」「d払い」「メルカリポイント」「楽天ペイ」「Vポイント」の5つだが、先週開かれた東京都議会での「利用者が多いPayPayなどポイント交換先の決済事業者をさらに増やすべき」という質問に対し、東京アプリの開発・運用を進める「GovTech東京」の理事長であり、東京都副知事の宮坂学氏(かつてのヤフー株式会社 代表取締役社長などを歴任)は、「ポイント交換ができる決済事業者の拡充の検討などさらなる利便性の向上に取り組んで参ります」と答弁。

 また、「東京アプリ生活応援事業」の実施時期は、「都民参加型の最終検証」を経て、年明けに検証結果の分析と必要な対策を行なったのち、事業の速やかな開始を目指すと説明している。

東京都の都民に対する行政サービスをアプリで提供することを目指す「東京アプリ」

東京アプリ「都民参加型の最終検証」

実施時期: 2025年12月15日13時~26日18時
対象者: 東京都内在住で15歳以上の都民(住民登録していること)
用意するもの:
・スマートフォン(iOS 16以降/Android 11以降)
・東京アプリのダウンロード(すでに登録済みの人も参加可能)
・デジタル認証アプリ(デジタル庁が提供するアプリ)のダウンロード
・マイナンバーカード(有効期限が切れていないもの)と利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁の数字)と券面事項入力補助用の暗証番号(4桁の数字)
参加者へのプレゼント: 東京ポイント(500ポイント)
Webサイト: デジタル認証アプリ

東京アプリと連携する決済事業者は現状「au PAY」「d払い」「メルカリポイント」「楽天ペイ」「Vポイント」の5つ。ここに「PayPay」などが加わる可能性がある