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サントリー、ビール好きに向けた“ノドがうなる果実のドライ”な「THE DRY」グリーンレモンとグレープフルーツで新発売

2026年10月20日 発売
サントリー「THE DRY〈グリーンレモン〉」(左)と「THE DRY〈グレープフルーツ〉」(右)

 サントリーは10月20日、お酒にのどごしやキレといった刺激を求めるユーザーに向けた「THE DRY〈グリーンレモン〉」および「THE DRY〈グレープフルーツ〉」の2種類を全国で新発売する。

サントリー「THE DRY〈グリーンレモン〉」「THE DRY〈グレープフルーツ〉」

発売日: 2026年10月20日
販売地域: 全国
価格: 350mL缶 179円前後、500mL缶 245円前後(いずれも税別)
品目: リキュール(発泡性)
アルコール度数: 7%

気になる、そのお味は?

「THE DRY〈グリーンレモン〉」および「THE DRY〈グレープフルーツ〉」でこだわったのは、口に入れた瞬間に味と香りが広がる「口中支配」、のどにグッと押し寄せて駆け抜けていく「のどアタック」の刺激、口中支配からの落差を生む良質な苦味による「キレ」。サントリーではTHE DRYシリーズのために、グリーンレモンの特長を活かした原料酒「インパクトドライスピリッツ」を新規開発し、これにより「口中支配」と「キレ」を表現。さらに、高密度で力強い炭酸で「のどアタック」の刺激を実現している。

「THE DRY〈グリーンレモン〉」は、やや白濁(にごり)のある液色
こちらは「THE DRY〈グレープフルーツ〉」の液色

 実際に「THE DRY〈グリーンレモン〉」と「THE DRY〈グレープフルーツ〉」を試飲する機会を得た。キンキンに冷やした缶から直接飲むのがイチバンおいしい飲み方ということで、水滴のしたたるよく冷えた缶を手渡された筆者。プルタブを開けると、なるほど強炭酸の泡が弾ける音とともに、爽やかな柑橘の香りが漂う。そこで口に含み、のどで味わってみる。ビールのようなずっしりしたコクはないが、のどごしに満足感がある。そして後味にはわずかな苦味を感じた。グリーンレモン、グレープフルーツともにスッキリとした味わいなので、料理との相性もよさそうだ。

サントリーのRTD史上でもトップクラスのガス圧。そこに爽快な苦味が加わり、ビールユーザーが求める後味のキレが表現されている

新商品が目指すもの

 サントリー マーケティング本部の中野景介氏が、商品開発の背景について説明した。同社では、ビール主飲ユーザーによるRTD(Ready to Drinkの略:フタを開けてすぐ飲めるアルコール飲料のこと)の併飲が増加している市場動向に着目。中野氏は「ビール主飲ユーザーを対象にした調査では、RTDを月に1回以上購入する人の割合は2020年には8%でしたが、2025年には42%まで増加しています。一方で、約850万人が月に1回未満の購入頻度にとどまっていることも分かりました」と指摘する。きっかけさえあればRTDを手に取ってくれる、そんな層がまだ市場にはたくさん存在する、と期待をふくらませる中野氏。

サントリー マーケティング本部 ビール・RTD部 部長の中野景介氏
ビール主飲ユーザーのポテンシャル

 ビール主飲ユーザーが求めているものは「余韻による労い」と「刺激による切り替え」と分析。そこで前者は「THE PEEL〈レモン〉」(2025年発売)が担い、新商品では後者のニーズに対応する。ちなみにTHE DRYシリーズは、サントリーの未来事業開発部(2026年1月発足)のRTD商品 第1弾となった。

ネーミングとデザインについて

 なお2026年10月の酒税改正では、ビールが減税となる一方で、新ジャンルを含む発泡酒とRTDは増税となる。新商品にとっては逆風にもなり得るが、中野氏は「まだ店頭売価におけるRTDの(ビールに対する)価格優位性は変わらないと見ています」と話す。なおサントリーでは「金麦」および「金麦〈糖質75%オフ〉」をビール化(麦芽の使用比率を引き上げ、原材料を一部変更することで、酒税区分上これまでの「新ジャンル」から「ビール」に変更する)して10月6日から全国で新発売する構え。これらを踏まえ「当社としては、金麦のビール化によってビール類市場の活性化に寄与するとともに、購買行動が変わるタイミングを好機ととらえ、RTDにおいても新たな提案を続けていきます」と説明する。

2026年10月の酒税改正による価格改定について

 サントリーでは、全国のテレビCM、大規模なサンプリング(発売時37万人)、屋外・公共交通機関での接点創出など、大々的なコミュニケーション展開を予定している。中野氏は「チューハイなのに、飲んだ瞬間にビールのように、のどにクーっと炭酸が押し寄せる感じ、ビール主飲ユーザーが求めている刺激感、そんなところにフォーカスを当てて商品の魅力をていねいにお伝えしていければ」と説明する。2026年の販売計画は80万ケース(350mL×24本換算)で、通年では200万ケース前後の販売となる見込み。

商品の概要と販売計画

 このあと質疑応答の時間が設けられ、メディアの質問に中野氏が回答した。無糖ではないこと、またアルコール度数を7%と高めに設定した理由については「のどにグッとくる刺激、飲み応え、満足感、味わいなどを追求した結果です」と中野氏。新商品がもたらす効果については「ビール類の買い回りを促進できれば。たとえば『今日はビールの気分』という日もあれば、『この料理だからRTDのほうが合う』ということもあるでしょう。昨今、ビールとRTDの境界線も曖昧になってきています。本格ビールを好きなユーザー(40~50代)には、ビールとTHE DRYシリーズの飲み比べもやってほしいですね」と話す。THE DRYという名称を採用したことについては「ビールを含めたお酒にまつわる一般用語として使用しています。特定の銘柄を意識したものではありません」としている。