おいしさの秘密と私のこだわり
カルビー初の皮付きポテトチップス「じゃがいもチップス」
2021年9月6日 12:56
- じゃがいもチップス 花藻塩味/燻製チーズ風味:各155円前後
カルビーは、皮付きで素材の風味や手づくり感が感じられる「じゃがいもチップス」を発売した。同社 マーケティング本部 商品1部2課の大藤友季恵氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。
――商品開発の経緯を教えてください。
大藤氏:カルビーでは農家の方々と栽培契約を結び、40年以上にわたり二人三脚で、土づくりからポテトチップスに適したジャガイモの生育に取り組んでおります。こうした中、「じゃがいもチップス」は、「農家の方々に大切に育てられた国産ジャガイモの良さを最大限に引き出したい」という思いで開発した“皮まで、おいしい。”ポテトチップスです。コンセプトは「畑とお客さまをつなぐぬくもり感じるポテトチップス」。商品名には、素材のそのままの味を楽しんでほしいという想いを込め、「じゃがいもチップス」としました。
――どんな特徴があるのでしょうか。
大藤氏:カルビーのポテトチップスで初めて皮を残したまま揚げたポテトチップスです。手づくりのおいしさを表現することを目指して国産ジャガイモの品種を3品種に厳選しています。パッケージにもこだわっており、優しい手触りに風合い豊かなクラフト包装を採用した上、素朴で洗練されたデザインにすることでブランドコンセプトを表現しています。
――こだわりのポイントは?
大藤氏:カルビーではさまざまな品種の生の馬鈴薯を使用し、ポテトチップスを製造しています。生の馬鈴薯は品種や季節・ロットによって皮の状態が日々異なるため、加工条件が絞れず、皮付き製品の実現が困難でした。本製品では、さまざまな品種・時期での検証を約1年半をかけて実施し、季節によって使用する品種を絞ることと、皮むき時のオペレーションにこだわりました。また、ジャガイモの風味を損なわないよう、通常の約1.5倍(同条件下でのカルビーポテトチップスフライ時間比)の時間をかけて焦げないようにゆっくり丁寧にフライし、“皮まで、おいしい。”ポテトチップスに仕上げています。
――どんな人に食べてもらいたいですか?
大藤氏:ポテトチップスが好きなお客さまはもちろん、素材にこだわった商品が好きな方々にぜひ、お試しいただきたいです。