おいしさの秘密と私のこだわり

モスバーガーが金目鯛で夜モスをスタートした理由

モスフードサービス 商品開発部の永野志津夫氏

 モスバーガー(モスフードサービス)は、15時以降の夜限定メニューとして「夜モスライスバーガー よくばり天 金目鯛とかきあげ(塩だれ)」と「夜モスライスバーガー よくばり焼肉」の販売をスタートした。中でも注目の「よくばり天」について、同社 商品開発部の永野志津夫氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

永野氏:時短営業も終わり、夜にニーズも戻ってくるだろうということで、一食で夜ご飯になるようなものを作ろうということで開発しました。夜なので「パンよりご飯」ということで、モスは元々元祖であるライスバーガーでの新作としました。

夜モスライスバーガー よくばり天 金目鯛とかきあげ(塩だれ)

――こだわりのポイントは?

永野氏:高級感を出したく、昨年話題になった「真鯛カツ」の事例をもとに魚の選定をしました。そこで「金目鯛」にたどり着きました。

 金目鯛と言えば「煮付け」ですが、煮付けだと崩れてしまうため、他の方法を模索し、パン粉とか香草も考慮しましたが、味付けをしてしまうと金目の良さを邪魔してしまうため、天ぷらにしました。

 モスっぽくて和風で良いかもしれない、ということで余計な味付けをせずに素揚げにしました。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

永野氏:メインターゲットは30~40代の男性としていますが、それ以外にももともとライスバーガーをご指示いただいているお客さまや、それ以外のお客さまにはヨルモスからモスライスバーガーを知っていただく機会になればと思っております。

――ありがとうございました。

夜モスライスバーガー よくばり焼肉