おいしさの秘密と私のこだわり

淡路屋、JR貨物公認「EF66 27弁当」と「JR貨物コンテナ弁当 大阪の焼肉編」

2025年1月4日 発売

株式会社淡路屋 代表取締役副社長 柳本雄基(やなぎもと ゆうき)氏

 弁当の「淡路屋」(神戸市東灘区)は、JR貨物コンテナ弁当シリーズ第4弾「JR貨物コンテナ弁当 大阪の焼肉編」と、陶器製車両形弁当シリーズの最新作「EF66 27弁当」を発売する。今回は副社長の柳本氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

淡路屋「EF66 27弁当」

発売日: 2025年1月4日(淡路屋のおとりおき予約と、オンラインショップの完全予約制)
価格: 2980円
Webサイト: 淡路屋「EF66 27弁当」

淡路屋「EF66 27弁当」

淡路屋「JR貨物コンテナ弁当 大阪の焼肉編」

発売日: 2025年1月4日
価格: 1680円
Webサイト: 淡路屋「JR貨物コンテナ弁当 大阪の焼肉編」

淡路屋「JR貨物コンテナ弁当 大阪の焼肉編」

――商品開発の経緯を教えてください。

柳本氏:JR貨物コンテナ弁当は“毎年新作を発売するのが使命”と思っていますので、2024年1月の「京都の鶏めし編」発売直後から考えていました。ただ、日頃から、期待の斜め上を目指している弊店としては、第4弾となる今回、何らかのサプライズが必要と考えました。JR貨物さんと協議していくなかで、「コンテナを牽引している機関車を開発しよう」という話になり、EF6627弁当が誕生することになりました。

「コンテナを牽引している機関車を開発しよう」と企画された「EF6627弁当」

――どんな特徴があるのでしょうか。

柳本氏:コンテナ弁当は、第1弾の「神戸のすきやき編」と同じ19D形コンテナ風容器ですが、周りの図柄が違い、エコレールマークやJRFの文字が大きく印刷されています。このデザインの貨物コンテナは、現在でも多数使用されており、第1弾と並べると、貨物ターミナル駅のジオラマが作れるかもしれませんね。中身は、大阪をイメージした焼肉や野菜ナムルなどを盛り付けました。

 EF6627弁当は、弊店が得意とする陶器製の容器を用いました。ややかわいくデフォルメしたEF6627型容器の中には、この車両が駆け抜けた東海道線・山陽線の名物料理を盛りつけています。

――こだわりのポイントは?

柳本氏:器だけでなく、中身にもしっかりとこだわっています。コンテナ弁当は、大阪の焼肉がテーマ。じっくりと焼き上げた牛肉は、ほどよく脂が落ち、スモーキーな香りがくせになる美味しさです。

 EF6627弁当には、東京名物の深川飯、名古屋らしいうなぎの蒲焼き、世界に冠たる神戸牛のすき焼き、瀬戸内をイメージした穴子煮、山口らしくフグの唐揚げなど、東海道線・山陽線沿線の高級料理を順に盛りつけました。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

柳本氏:鉄分が高い皆さま(=鉄道ファン)はもちろんのこと、日本食「駅弁」ですので、海外の方にも召し上がっていただきたいですね。海外旅客が多い今日このごろ。海外の方はこの容器に入っている弁当を食べる我々をどう思うんでしょうか? 実に興味深いので、まずは私から実践してみたいと思います。

――ありがとうございました。