おいしさの秘密と私のこだわり

バーガーを通じて関西の食文化を伝えたい――モスの「国産牛すじバーガー」

モスフードサービス 商品本部 商品開発部の青山哲久氏

 モスバーガーは、関西エリア限定で「【KANSAI限定】国産牛すじバーガー」を7月2日の販売をスタートした。今回は商品本部 商品開発部の青山哲久氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

青山氏:関西ならではのものをバーガーにすべく、お好み焼きも考えたのですが、インバウンドの人に食文化も含めて伝えたいという気持ちで牛すじにしました。

――開発にあたって苦労はありましたか。

青山氏:国産の牛すじは手に入りにくくなっています。国産牛パティと組み合わせたくて国産にこだわりました。味わいとしては、黒七味をあわせることも考えたのですが、煮込むと風味が飛んでしまうので諦めました。

【KANSAI限定】国産牛すじバーガー

――こだわりのポイントは?

青山氏:どろソースを合わせてフレンチマスタードを使い、飽きのこない味わいに仕立てました。牛すじについては、食感を残すことも考えたのですが、すじを最後まで食べられるように柔らかく煮込みました。

――関西風ねぎタルタルソースも提供されますね。

青山氏:海外の方はディップする文化があるので、何かつけようと考えて、ねぎタルタルを開発しました。こちらもたくさん試作したなかで勝ち残ったソースです。洋食屋で食べられるタルタルをイメージしています。青ネギはモスファームで栽培されたものを使用しています。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

青山氏:日本のモスファンの方はもちろん、海外の旅行客の方にも食べていただきたいです。

――ありがとうございました。

関西風ねぎタルタルソース