ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ミシェル・デロモー・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・ピエス・デュ・ムーラン・ダバス2023(白)

価格:4628円(2026年4月7日現在)
ミシェル・デロモー・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・ピエス・デュ・ムーラン・ダバス2023

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部 部長の成瀬さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部 部長の成瀬さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

成瀬氏:とある社内のワイン会で、当時の上司がブラインドテイスティングとして熟成したミュスカデを振る舞ってくれたことがありました。多くのスタッフが集まる中、誰ひとりとしてそれがミュスカデであると見抜くことができず、私自身も大きな驚きを覚えました。フレッシュで軽快というイメージが強いミュスカデが、熟成を経ることでこれほどまでに表情を変え、奥行きと複雑さを備える──ワインが時間とともに変化していく過程を、まさに「目からうろこ」で体感した瞬間でした。この経験をきっかけに、ポテンシャルの高いミュスカデをぜひお客様にも味わっていただきたいという思いが強まり、本品を選びました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

成瀬氏:一般的なミュスカデが「爽やかさ」を追求する中、ミシェル・デロモーは土壌ごとの個性を深く掘り下げ、驚くほど表情豊かな味わいを生み出しています。シュール・リー熟成を10~12か月行なうことで、ワインに旨味とテクスチャーを与え、時間とともに深まる味わいを実現。清澄剤や酵母の添加を行わず、自然の力に委ねる醸造が、ピュアで透明感のある仕上がりを生み出しています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

成瀬氏:シンプルで素材の旨味を活かした料理と好相性です。鶏肉のグリルを「シンプルに塩とレモンを絞って、そこでワインを一口流し込む」という楽しみ方をお試しいただきたいです。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

成瀬氏:すごく物静かなワインなので、ゆったりとした週末のディナーで時間をかけて召し上がってください。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ─●── スイート
渋み: 控えめ ─●── しっかり
酸味: 穏やか ───● キリッと
重さ: ライト ─●── フルボディ