ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

モワヤール=グリヴォ マルサネ 2020(赤)

価格:6600円(2026年9月25日現在)
モワヤール=グリヴォ マルサネ 2020

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらよいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:「マルサネ」というと以前はロゼワインのイメージが強かったかと思いますが、近年は赤ワインの方が多く売られるようになっています。“シャンベルタン”を産み出す「ジュヴレ・シャンベルタン村」の北側に位置することもあり、ジュヴレをより親しみやすく柔らかな飲み口にしたワインです。きっと誰もが好きになるこのワインを皆さんにご紹介したいと思って選ばせていただきました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:マルサネはコート・ド・ニュイの最北端に位置し、その南にはジュヴレ・シャンベルタンが続きます。かつては知名度こそ高くありませんでしたが、近年は品質向上が著しく、ブルゴーニュ愛好家から注目を集めています。また、ブルゴーニュでは珍しく、赤・白・ロゼの3種類が認められている数少ない村名アペラシオンとしても有名です。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:マルサネの持つ赤い果実の風味、穏やかなタンニン、ほどよい酸味が鴨肉の旨みと非常によくマッチします。また、焼き鳥とも好相性で、味付けは塩とタレどちらにもよく合います。塩味は旨みを引き出し、タレは後味をさっぱりとさせます。同じ産地のウォッシュチーズ「エポワス」をつまみながら飲むのもいいですね。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:特別な記念日というより、大切な人とゆっくり食事を楽しむ夜におすすめです。ブルゴーニュらしい繊細さと果実味が、会話と料理を自然に引き立ててくれます。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●―――― スイート
渋み: 控えめ ―●――― しっかり
酸味: 穏やか ―●――― キリッと
重さ: ライト ――●―― フルボディ