ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ・クロ・キャファン 2024(白)

価格:2530円(2026年8月4日現在)
ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ・クロ・キャファン 2024

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらよいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:ロワールのナント地方の伝統品種「グロ・プラン」から造られるこのワインは、レモンや青リンゴを思わせる爽やかな香りと生き生きとした酸、潮風を感じさせるミネラル感が魅力です。ロワールと言えばミュスカデが有名ですが、その陰に隠れたグロ・プランの魅力を知っていただきたくてこのワインを選びました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:「ドメーヌ・シェロー・カレ」は、ミュスカデの名門産地セーヴル・エ・メーヌに拠点を置く3世代続く家族経営ワイナリーで、樹齢100年を超える古木から生まれる高品質なミュスカデで知られています。白ワイン造りにおける重要な醸造法のひとつ、「シュール・リー製法」で造られた“ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ”のワインを世に広めた立役者でもあります。シュール・リー製法とは発酵後、ワインを滓引き(おりびき)しないでそのまま発酵槽の中に放置し、翌年の春頃に滓の上にあるワインの上澄みだけを取り出す製法です。一般的に若々しく、爽やかでフルーティーなワインになると言われています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:地元では“海のワイン”として親しまれているほどシーフードとの相性は抜群です。とくに牡蠣との相性は最高です。また、蛤の酒蒸しやムール貝の白ワイン蒸しにもワインのシャープな酸味と潮の風味を思わせるミネラル感がマッチします。また、白身魚の天ぷらやフリットなど揚げ物とも相性がよく、爽やかな酸味が後味をさっぱりさせてくれます。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:休日の昼に冷やして開けたい1本。牡蠣や白身魚のお刺身にレモンを添えて、このワインを合わせるだけで、自宅がロワールの港町になります。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●―――― スイート
渋み: 控えめ ●―――― しっかり
酸味: 穏やか ―――●― キリッと
重さ: ライト ●―――― フルボディ