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コカ・コーラ、「コスタ ブラック」「コスタ カフェラテ」4月26日発売

ヨーロッパ最大のカフェブランドがペットボトルコーヒーに

2021年4月26日 発売

(左から)「コスタ ブラック」「コスタ カフェラテ」

 コカ・コーラシステムは、ヨーロッパ最大のカフェブランド「コスタコーヒー」のペットボトルコーヒー「コスタ ブラック」「コスタ カフェラテ」を4月26日に発売する。12日から一部の流通ルートで先行販売される。

 1971年にイタリア人兄弟によってロンドンで誕生した「コスタコーヒー」は、品質と手淹れにこだわったカフェブランドとして長年愛されてきた。近年は、業務用卓上マシンや無人カフェマシン、キッチンカーやポップアップストアといった形で日本上陸を果たしていたが、ペットボトルコーヒーとして手軽に味わえるようになる。

 今回発売となる両商品は、厳選された高級豆ブレンドを使い、コカ・コーラ独自のアロマ密封焙煎や挽きたてアロマ製法、高圧抽出といった技術を用い、コスタコーヒーの味わいを再現した。その香りも楽しめるように270ml広口ペットボトルが採用されている。

 価格は「コスタ ブラック」が158円、「コスタ カフェラテ」が167円(いずれも税別)。

 4月5日にオンライン開催された発表会には、日本コカ・コーラ 代表取締役社長のホルヘ・ガルドゥニョ氏らが登壇。これまで同社では、ジョージアブランドでコーヒー事業を展開してきたが、そこに2019年にコカ・コーラグループ入りしたコスタコーヒーが加わることになると宣言した。

 同社 マーケティング本部 バイズプレジデント 最高マーケティング責任者の和佐高志氏は、日本のコーヒー市場が容器入り1兆円、手淹れ2兆円の計3兆円規模であることを示した上で、コロナ禍で外出を控える人が増え、家の中でのコーヒー需要が増えたと説明。国内シェアNo.1のジョージアを引き続き容器入り市場のコアブランドとしながら、コスタコーヒーを飲食店用や直営カフェなどの店舗事業まで、さまざまなプラットフォームをまたぐブランドに育てていく方針を掲げた。

 同社 コスタ ディビジョン ゼネラルマネージャーの金澤博史氏によれば、コスタコーヒーのターゲットとなるのは、品質を見極める力を持ち、新商品などへの感度が高い、30~50代のビジネスパーソン。こうした消費者層に対し、高品質という魅力を伝えていくとしている。

(左から)金澤博史氏、ホルヘ・ガルドゥニョ氏、和佐高志氏