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ロイヤルデリ、同ブランド初の電子レンジ調理タイプのディナーパスタ3品

2021年9月10日 発売

ロイヤルデリのディナーパスタ

 ロイヤルホールディングスは、家庭用フローズンミールの「ロイヤルデリ」において、同ブランド初となる電子レンジで温めるディナーパスタ3品を9月10日に発売する。

 今回発売されるディナーパスタでは、本場イタリアの雰囲気が味わえる3品を用意。トスカーナ州でよく使われる幅広なリボン状の「パッパルデッレ」を使用した「和牛のラグー ボロネーゼ~パッパルデッレ~」(880円)、「3種きのこと生ハムのクリーム~パッパルデッレ~」(880円)、イタリア北部でよく使われる細長いリボン状の「タリアテッレ」を使用した「ヴェネツィア風シーフード~タリアテッレ~」(1100円)をラインアップする。それぞれイタリアで人気のパスタメーカー「RANA」の2種類の生パスタを使用している。

 新商品を含め、さまざまなパスタ7品の食べ比べが楽しめる特別セット「イタリアン・パスタたべくらべセット」(5900円)もあわせて販売される。

和牛のラグー ボロネーゼ~パッパルデッレ~
3種きのこと生ハムのクリーム~パッパルデッレ~
ヴェネツィア風シーフード~タリアテッレ~
パスタメーカー「RANA」の生パスタを使用
イタリアン・パスタたべくらべセット
電子レンジで加熱
器に盛り付ける
食卓のイメージ

 スーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されている冷凍やチルドのパスタ商品と比べると、かなり高めの価格設定になっているが、ロイヤルデリ担当部長の庵原リサ氏は、「企画側としては一番悩んだところだが、ディナー向けでレストランと同じ味を楽しめるようにしようと決めた。お客さまの食卓の予算を調査したところ、1000円付近がボリュームゾーンだったため、そこに収まるように気をつけた」と説明。レストランクオリティの味を手軽に楽しめることを強調する。

 RANAの生パスタを採用した理由について、R&Dシェフの西田光洋氏は、「すでにラビオリでRANAのものを使用しており、クオリティが高いことは分かっていた。3品を試作するにあたり数社のパスタを食べ比べたが、RANAのものが一番クオリティが高かった」としている。

 また、同じくR&Dシェフの倉持敏一氏によれば、従来の商品は湯煎調理だったが、今回のパスタは湯煎では加熱のムラや耐えられる状況が得られなかったため、電子レンジでの調理を検討したという。しかし、同社として初の試みだったこともあり、容器の選定をはじめ、加熱時のパスタやソースの状態を調節するのが難しかった、と振り返る。

 例えば、シーフードパスタについては、具材一つ一つの熱の加え方を変えるなど、食卓に上った際に最もおいしくなるように逆算して工場で製造するなど、細部までこだわって開発したとしている。

左からロイヤルデリ担当部長の庵原リサ氏、R&Dシェフの西田光洋氏、R&Dシェフの倉持敏一氏