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駅弁ナンバーワンを選ぶ「駅弁味の陣 2021」、駅弁大将軍は山梨の「ワインのめし」
2021年12月17日 14:17
- 2021年12月16日 発表
JR東日本(東日本旅客鉄道)は、2021年で10回目となる「駅弁味の陣 2021」を10月1日~11月30日まで実施し、投票で最も評価の高かった「駅弁大将軍」に山梨県の「ワインのめし(1500円)」(丸政)が選ばれたこと、あわせて「駅弁副将軍」など13賞13駅弁などを発表した。エントリー商品は計67品で、投票数は合計36454票。
選出は、投票者が購入した駅弁の「味」「盛付」「掛け紙」の3項目を4段階で評価し、その平均値に駅弁ごとの投票数を加味して、算出した値の総合評価で行なった。
「駅弁大将軍」を受賞した山梨県の「ワインのめし」(丸政)は、ワインにぴったりのオードブル風。「ワインのご飯」と、甲州弁の「ワインを飲めし(飲んでいきなさい/飲みなよ)」を合わせたネーミング。
総合評価が2番目に高かった「駅弁副将軍」には、新潟県の「にしんめし(1200円)」(ホテルハイマート)が選ばれた。甘露煮や数の子などにしん尽くしで、「鱈めし」「さけめし」の姉妹編。かつて直江津地域で盛んに食べられていた当時のにしんの味を再現するのに苦労したという。
最も「味覚」の評価が高かった駅弁は、福島県の「海苔のり弁887(1200円)」(福豆屋)。最高級米で調製し、地元食材も強化した記念碑的新作という。
最も「盛付」の評価が高かった駅弁は、新潟県の「まさかいくらなんでも寿司(1150円)」(新発田三新軒)。人気のます・さけ・かに・いくらがたっぷりで「まさか」のおいしさという。
最も「掛け紙」の評価が高かった駅弁は、千葉県の「トンかつ弁当(550円)」(リエイ・マンヨーケン)。秘伝ソースのしみる「トンかつ」で、昭和40年代から愛されるおいしさという。
今年販売された新作駅弁のうち、投票数が最も多かった「初陣賞」は、宮城県の「東北福興弁当~未来へのきざはし~(1200円)」(JR東日本クロスステーション 仙台調理センター)が選ばれた。第1~9弾の人気メニューを集結し、東北6県のおいしさを盛り合わせた。
過去9回の駅弁大将軍・駅弁副将軍受賞駅弁のうち、投票数が一番多かった駅弁「10周年記念賞」は、秋田県の「鶏めし弁当(900円)(花善)が選ばれた。ほんのり甘辛い味付けを伝承し、1947年から続く製法を守る大館名物という。
アフターイベントとして受賞駅弁を集めた催事「宴」を1月14日から2月13日まで開催予定。会場や取り扱い駅弁など詳細については公式WEBサイトを確認。