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東京・多摩地区初のスピリッツ蒸留所「東京八王子蒸留所」オープン

「トーキョーハチオウジン CLASSIC/ELDER FLOWER」を発売

2022年1月22日 発売

東京多摩地区で初のスピリッツ蒸留所「東京八王子蒸留所」

 大信は、東京・多摩地区で初となるクラフトスピリッツの蒸留所「東京八王子蒸留所」をオープンした。

 スピリッツを開発・製造するとともに、蒸溜所の中にはバーカウンター、イベントやパーティも開催できるスペースを併設する。カウンターには収集した国内外のスピリッツを並べ、バーテンダーが気軽に集まり情報交換やスピリッツについて語り合うラボとしても利用し、マーケット全体を活性化する拠点になることを目指しているという。

「東京八王子蒸留所」

 同社代表の中澤眞太郎氏の実家は、70年続く製造工場の大信工業。看板商品である樹脂サッシを日本で初めて内窓に合う形で開発し、寒冷地の北海道で大歓迎されたという。新たな価値を生み出し、安定的な生産によって多くの人に喜ばれる工場の偉大さを身をもって知っていることがスピリッツメーカー創業者としての原点という。

 北海道での出張時に立ち寄ったバーで飲んだ1杯のジンとの出会いが衝撃的で、自身が開発者となりもっと多くの人に楽しんでもらいたいとの想いで、スピリッツメーカーとしてのノウハウをシカゴのKOVALのCEO RobertBirnecker氏から直々に学んだ。

“一部の人の趣向品という枠を超え、より多くの人に愛されるスピリッツを目指す”これが、東京八王子蒸留所が開発する商品開発の条件という。高品質なスピリッツを、可能な限り手頃な価格で届けることを大前提として、クラフトの長所を表現しながら安定的な生産ができるよう、300Lの蒸溜器と、オートメーションシステム方式を採用した。

 なお、ロゴは中澤氏がオーケストラで担当しているトロンボーンの原型であるサックバットをモチーフにしている。音が奏でられたとき重なって倍音が生まれハーモニーとなる。その倍音が多く出るのがトロンボーンといわれている。“実際には聞こえない音、しかし体感し心に響く、トーキョーハチオウジンが目ざす商品作りとトロンボーンの存在が中澤氏を通して不思議と重なり合いつながる”ことから、このロゴマークが生まれたという。

代表の中澤眞太郎氏
ロゴ

 また、クラフトジンの新商品「トーキョーハチオウジン CLASSIC/ELDER FLOWER」を1月22日より販売する。伝統的なロンドンドライジン本来の味わいをより多くの人に楽しんでもらえることを目指したという。原料は近年のジャパニーズクラフトジンで主流となっている焼酎ではなく、欧州から輸入したニュートラルコーンスピリッツを使用した(遺伝子組み換えでないグルテンフリーの素材を使用)。価格は4000円。

「トーキョーハチオウジン CLASSIC」

品目: スピリッツ
使用ボタニカル: ジュニパーベリー/コリアンダーシード/アンジェリカルート/リコリスルート/シナモン(カシアバーク)/レモンピール(和柑橘)/甘夏ピール(和柑橘)/ビターオレンジピール/カルダモン/クローブ/ジャーマンカモミール/エルダーフラワー
アルコール分: 45%
容量: 500ml
希望小売価格: 4000円
製造元: 大信(東京都)

「トーキョーハチオウジン ELDER FLOWER」

品目: スピリッツ
使用ボタニカル: ジュニパーベリー/コリアンダーシード/アンジェリカルート/リコリスルート/シナモン(カシアバーク)/レモンピール(和柑橘)/甘夏ピール(和柑橘)/カルダモン/クローブ/エルダーフラワー
アルコール分: 40%
容量: 500ml
希望小売価格: 4000円
製造元: 大信(東京都)

 ジンの中ではアルコール度数も低めの40%に設定し、原料のコーンスピリッツの酒質と柔らかな口当たりで、トニックウォーターとの相性が良く、ジン&トニックで楽しむのがおすすめという。

「トーキョーハチオウジン CLASSIC」(4000円)
「トーキョーハチオウジン ELDER FLOWER」(4000円)

 なお、蒸溜所のコンセプトや誕生に秘められたストーリー、商品開発のこだわりから楽しみ方のアイデアまで、スピリッツをより深く楽しむための情報を掲載したオフィシャルサイトもオープンした。

東京八王子蒸留所 オフィシャルサイト