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近未来感あふれる感染症対策、MIRAI BARが空中タッチディスプレイをデモ

「MIRAI PIX」を組み込んだ飲食店向けの受付端末のデモ

 2月15日~18日に東京ビッグサイトで開催されている複合展示会「HCJ」の会場内に設置された「サービス産業向け次世代技術EXPO」のロボットビジネス支援機構(RobiZy)ブース内で、MIRAI BARが非接触での操作に対応した空中ディスプレイのデモンストレーションを披露している。

 近年の飲食店では、タブレットやキオスク端末などのタッチパネルを操作して注文や支払いを行なう機会が増えているが、コロナ禍において誰が触れたか分からないタッチパネルを操作することに抵抗を感じる人も増えている。

 こうした課題に対しては、表面に抗菌・抗ウイルスコーティングを施したり、客自身のスマートフォンを使ったモバイルオーダーに対応したりといった方向での解決策もあるが、MIRAI BARのアイデアは近未来的で興味深い。

機器に触れることなくボタン操作

「MIRAI PIX」と名付けられた次世代空中ディスプレイは、空中に映像を表示する特殊なディスプレイと、機器から数センチ離れた場所でタッチ操作を行なえる非接触操作技術を組み合わせ、機器に触れることなく注文などの操作を行なえるようにしたもの。空中ディスプレイではなく、既存のタブレットやディスプレイに追加することで擬似的に同様の操作感を実現する低コストなソリューションも用意されている。

特殊なホログラムシートでドットパターンを表現し、既存のタブレットで同様の操作感を実現するソリューションも

 2月1日からは都内のセブン-イレブン6店舗でMIRAI PIXを活用した「デジPOS」の実証実験も行なわれており、数年もすると至るところで空中タッチディスプレイを見かけるようになるのかもしれない。

実際の商品に映像を重ね、商品の魅力を訴求できるAR/MR的な商品ディスプレイへの応用も提案している