ニュース

くら寿司、「AI桜鯛」などユニークなネタが登場する「大とろと愛媛県フェア」

2022年3月11日 開始

くら寿司「大とろと愛媛県フェア」の新商品

 回転寿司チェーン「くら寿司」は3月11日から期間限定で、スマート養殖で育てた真鯛や柑橘オイルを餌に混ぜて育てた真はたなど、愛媛県産の商品を販売する「大とろと愛媛県フェア」を全国のくら寿司店舗で実施する。

 展開期間は商品によって異なり、長いものでは4月7日ごろまで販売されるが、多くの商品はなくなり次第終了で、数の多くない一部商品は3月15日までと短めの期間が設定されている。

 3月11日からは大とろや唐揚げといった期間限定商品も登場するが、愛媛県産のちょっとユニークな養殖魚商品が販売される。愛媛県は漁業産出額では全国3位、とくに養殖では42年連続で1位と水産業に強く、くら寿司ではただ商品を扱うだけでなく、愛媛県の生産者とも連携をしている。

AI桜鯛

 目玉商品とも言えるのが、「【愛媛県産】AI桜鯛(一貫)」だ。こちらは一貫での提供となり、価格は110円、3月15日までとなっている。

 この商品、くら寿司が昨年設立した水産会社「KURAおさかなファーム」が手がける「スマート養殖」で育てられた魚で、スマート養殖の商品としては初めての大規模な商用展開事例となる。通常の養殖は、毎日数回の餌やりのたびに洋上の生け簀を船で巡る必要があるが、スマート養殖ではスマート給餌機を使うことで、3日に1度程度の餌の補充作業だけで、適切なタイミングに適切な量の給餌が可能となる。

 これにより、餌の過不足をなくすことで安定した魚の育成につながり、また餌のやり過ぎを防げるため、無駄なコストと環境負荷も減らせ、漁業現場における人手不足や労働の負担を軽減することにもつながる。

 KURAおさかなファームは愛媛県宇和島市内の養殖業者3社と契約し、今年6月ごろからスマート養殖による本格的な生産を開始する。生産された真鯛はKURAおさかなファームが全量買取することで、生産者の事業を安定させるとともに、くら寿司にとっても多くの商品量を確保していく。

スマート給餌機からのリモート映像

 スマート給餌機はウミトロン株式会社が開発したもので、カメラも搭載し、AIが魚の食欲を解析して自動で適切なタイミングで自動給餌する。データの蓄積や業務のシステム化やトレーサビリティといったこともできるので、漁業ノウハウの少ない新規参入者やIoTノウハウの少ない従来からの漁業事業者の両方をサポートできる。

「AI桜鯛」は味などにAIらしさがあるわけではないが、バランスの取れた脂や旨味の桜鯛なので、美味しくて手頃な鯛を食べたい人にもおすすめだ。現段階では実証実験結果の初出荷ということで、出荷数も販売期間も少ないが、今後、この品質で安定供給されるようになることを期待したい。

くえクイーン

「【愛媛県産】くえクイーン(一貫)」も一貫の提供で、こちらの価格は220円となっている。販売期間は3月15日まで。

 くえクイーンは漁獲量の少ない高級魚のクエと成長が早いタマカイを掛け合わした魚種で、大手回転寿司チェーンでは初の販売となる。独自の熟成加工技術により、旨味を増している。クエは漁獲量の少なさから、獲れても高級店に流通するばかりで、回転寿司で食べられる機会はほとんどなく、一貫220円はくら寿司としてはかなり高い部類なものの、期間中にくら寿司に行くなら、試していただきたい一品だ。

みかん真はた

「【愛媛県産】みかん真はた(松浦水産)」は二貫で220円、販売期間は3月21日まで。

 こちらは愛媛県産の柑橘オイルを餌に混ぜて育てた「フルーティーフィッシュ」の真ハタ。甘いとか酸っぱいとかいうわけではないが、かなりしっかりしたみかんの風味がついている。ゆず汁をふりかけた刺身みたいなものに近いイメージだが、何もつけずに、身自体に満遍なく味がついているのが面白い。柑橘系の香りは白身の生魚との相性も良く、軽く醤油をつけることで、白身魚の繊細な味とみかんの香りの両方を楽しむことができる。

鯛めし風軍艦

「宇和島名産 鯛めし風軍艦」は宇和島の郷土料理である「宇和島 鯛めし」をイメージした軍艦。価格は220円で販売期間は3月21日まで。

 宇和島の鯛めしは鯛を炊き上げるのではなく、鯛の刺身と玉子、タレを丼飯に載せて食べる料理で、この商品は軍艦の上にタレに漬け込んだ天然真鯛と温泉玉子が載せられている。宇和島の鯛めしはややマイナーなため全国的に食べられるお店が少ないので、こうしたフェアでは試しておきたい一品だ。

 宇和島の鯛めしは、最後に熱いダシを投入して味変して食べるのが本式だが(さまざまな種類もあるが)、そうしたニーズに対しては、「【7種の魚介出汁で味わう】宇和島 極上鯛めし」というメニューも用意される。こちらは平日17時まで限定の丼形式のランチメニューで、価格は690円。販売期間は3月24日まで。こちらはカップに入ったダシが付属するので、最後にぶっかけて茶漬け風にいただくことができる。

こぼれ釜揚げしらす軍艦

「【愛媛県佐田岬産】こぼれ釜揚げしらす軍艦」は名前の通り、釜揚げ白州の軍艦だ。価格は110円でなくなり次第販売終了となる。遠浅の佐田岬でとられたしらすで、漁場の近くですぐに加工されているため、新鮮な釜揚げしらすの旨味を楽しめる。

生しらす軍艦

「【愛媛県佐田岬産】生しらす軍艦」は同じく佐田岬でとられたしらすの生バージョン。価格は110円でこちらもなくなり次第販売終了となる。生しらすは人によって好き嫌いのあるところだが、こちらは苦味がやや少ない。物としては秋から冬にとれたもので、身の締まりが良いのも特徴。

みかんの「せとか」

 愛媛県産品としては寿司だけでなく、みかんの「【愛媛県産】せとか」も販売される。価格は250円でこちらもなくなり次第販売終了。2月が旬のみかんで、糖度が高いものを選別して販売しているので、しっかりとした甘みが特徴となる。せとかはみかんとしては大きめだが、1個丸ごとで提供される。

 みかんを使ったスイーツとして、「【愛媛県産】みかんのホワイトアイスケーキ」も販売される。価格は250円で販売期間は4月7日まで。これら愛媛県産商品以外にも、3月11日からは大とろなどの期間限定商品が発売される。

「極み熟成 大とろ(一貫)」は名前の通りマグロの大トロで、価格は一貫で220円。販売期間は3月21日まで。

「特大切り あぶりとろ(一貫)」は大トロに近いハラモ部分を使い、表面を炙った商品で、価格は一貫で220円。販売期間は3月21日まで。

「特大切り あぶりとろサーモン だし醤油」は脂の乗ったサーモンにタレで味付けし、表面を炙った商品で、価格は二貫で220円。販売期間は3月21日まで。

 このほかにも京都の七味唐辛子専門店「おちゃのこさいさい」の「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」ブランドとコラボした商品も販売される。

「『舞妓はんひぃ〜ひぃ〜』×特製かき揚げうどん 狂辛七味」は同ブランドの七味を使ったかき揚げうどん。価格は450円で販売期間は5月12日まで。

「『舞妓はんひぃ〜ひぃ〜』×鶏唐揚げ 狂辛カレー味」は同ブランドの一味唐辛子とスパイスをブレンドしたカレーパウダーを使った唐揚げ。価格は330円で販売期間は5月12日まで。