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ローソン、ゴーストレストラン事業を拡大~2025年度には1000店舗規模に
2022年3月25日 14:49
- 2022年3月25日 発表
ローソンは、都内の一部店舗で実験的にスタートしたゴーストレストラン事業を順次拡大していくと発表した。
同社では、「まちかど厨房」のブランドで店内で調理した商品を販売してきたが、2021年11月からローソン飯田橋三丁目店でゴーストレストラン事業の実験を開始。「NY飯!チキンオーバーライス飯田橋三丁目店」の名称でUber Eatsに出店し、チキンオーバーライスや揚げ物、アルコール、ドリンク、日用品など、約50品目を提供してきた。1月からは「マチの揚げもの屋さん」「まちかど厨房できたて!」といったブランドで、からあげクンなどのローソンのメニューの販売も行なっている。
3月25日からは、新たに「スンドゥブ専門店『ピギョル』」の名称でスンドゥブを扱うゴーストレストランを飯田橋三丁目店でスタート。3月29日からは、ローソン江北六丁目店(東京都足立区)、ローソン小石川一丁目店(東京都文京区)、ローソン舞浜店(千葉県浦安市)でもゴーストレストラン事業を展開する。
いずれも仮称となるが、4月以降には「TOKYOMABO」「ルーローハン」「グレートチキンパワーズ」といったブランドも導入していく。
事業開発部 部長の吉田泰治氏は、フードデリバリー市場が拡大する中で、Uber Eatsなどのプラットフォームを活用しながらデリバリー対応を強化してきたが、飲食店にはない品揃えを武器にしながらも、できたての温かい料理を食べたいというニーズには応えきれていなかったと、ゴーストレストラン事業を展開する意義を説明する。
店内に調理スペースを有する店舗を多く抱えていることもコンビニ他社との差別化にもなっているとのことで、メニュー開発協力会社とともにスピード感をもって事業を拡大していくという。
事業開発部 アシスタントマネジャーの舟橋龍太氏によれば、8月末までに1都3県で20店舗、2023年2月末までに関東圏で100店舗、2025年度には全国で1000店舗までゴーストレストラン対応を進める計画。ブランドについても、2023年に20ブランドまで拡大する。売上については、各店舗で対応するブランド数によっても異なるが、1日あたり3~10万円を目標にしているという。