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「渋谷スマートドリンキングプロジェクト」スタート

 スマドリは6月29日、渋谷未来デザインと共同で「渋谷スマートドリンキングプロジェクト」を発足した。

 スマドリは、「スマートドリンキング」を提唱するアサヒビールが2022年1月に電通デジタルと共同設立した合弁会社。お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、さまざまな人々の状況や場面における飲み方の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進していくことを目標にしている。

 今回の取り組みは、コロナ禍で増加した路上飲酒によるマナーの悪化や酩酊による迷惑行為など、渋谷区の社会課題を「スマートドリンキング」の考え方に基づいた啓蒙活動を行なうことで解決につなげようというもの。

 具体的には、6月30日にオープンした「SUMADORI-BAR SHIBUYA」や渋谷区内の大学において、大学生を対象にした適正飲酒啓発セミナーや各種ワークショップなどを開催。あわせてSUMADORI-BAR SHIBUYAにおいて、大学生と共同開発したオリジナルカクテルを提供する。

SUMADORI-BAR SHIBUYA

 同店では、さまざまな色や割材を混ぜ合わせることで多様性を表現した看板ドリンクを含め、100種類以上のドリンクを提供。「お酒を飲まないぶん、食事にこだわりたい」という声に基づき、約20品の食事メニューも提供する。

 注文時にはモバイルオーダーシステムを活用し、事前に登録したユーザープロフィールや飲酒に関するアンケート、注文実績などの情報を分析することで、今後の商品・サービス開発につなげるとしている。

 店舗の所在地は、東京都渋谷区宇田川町23-10。営業時間は12時~22時。