ニュース

ベイシアが「タイフェア」スタート、駐日タイ王国大使も絶賛

2022年7月6日~19日 実施

 ベイシアは、7月6日~19日にかけて112店舗で「タイフェア」を実施する。

 代表取締役社長の相木孝仁氏は、コロナ禍における消費行動として、外食が減少する一方で、生鮮食品や加工食品、冷凍食品の売上が伸びており、今後もテレワークの普及などでこのトレンドが継続するとの見通しを示しす。

 その上で、同社の売上データを見ると、緊急事態宣言下でエスニック食材の売上が大きく飛びており、これに連動してGoogle トレンドでタイ料理のレシピ検索が増えたとして、タイ料理に着目したという。

 同社では、“幻のバナナ”とされるグロススミシェルバナナの共同生産でタイとの強いつながりを持っていることもあり、それ以外のタイ食材についても日本の消費者に届けていきたいとの思いから、今回のフェアを実施することにしたという。

 今回のフェアでは、タイの食材や調味料、惣菜など、52品目を展開。対象商品の購入でアプリ利用者にボーナスポイントを付与したり、抽選で旅行券が当たるキャンペーンを実施する。

 食品統括事業部長の太田善治氏によれば、中でもオススメなのが「ヤムウンセン」(321円)、「カオマンガイ」(537円)、「ガイパッポンカリー」(537円)の3商品。それぞれ試作を繰り返し、公使に試食してもらうなどして本場の味わいに近づけた自信作とのこと。

 今回のフェアの終了後となるが、7月27日にはグロススミシェルバナナを使用した「タイ産バナナミルク」(170円)も発売する予定で、太田氏は、通常のバナナ品種では出せない香りと上品な甘さが楽しめるとアピールした。

 7月6日に都内で開催された発表会には、タイ王国大使館 駐日タイ王国特命全権大使のシントン・ラーピセートパン氏も出席。「コロナ禍でタイ料理がブームになっており、カオマンガイなどは日本の社会にも定着しつつある」としながらも、「今のトレンドは都市部や若い世代が中心で、もっと地方やさまざまな世代の方々にもタイ料理を楽しんでいただきたい」として、東日本に多くの店舗を持つベイシアとの連携の意義を説明した。

ベイシア 代表取締役社長の相木孝仁氏(左)とタイ王国大使館 駐日タイ王国特命全権大使のシントン・ラーピセートパン氏(右)