ベイシア、新プライベートブランド「Beisia Premium」立ち上げ

「Beisia Premium」の商品群

　ベイシアは3月8日、新プライベートブランド「Beisia Premium」を発表した。

　8日に都内で開催された発表会では、代表取締役社長の相木孝仁氏とプライベートブランド担当の松尾大輔氏が登壇し、プライベートブランド刷新の背景を説明した。

　相木氏は、スーパーマーケットを取り巻く市場動向について、消費者の節約意識が高まっているが、価格と並んで品質を重視する傾向が見られるとして、低価格を維持しながら、質の高い製品を提供することが重要だと語る。

代表取締役社長の相木孝仁氏

　食品スーパーにおけるプライベートブランド商品の動向では、導入企業が76.5％で、全体の売上に占める比率も10.3％と、ともに拡大傾向にあり、同社としてもプライベートブランドの商品を展開してきたが、「売り場では他メーカー品と一体化して気づいてもらえない、せっかくこだわりながら商品開発をしているにも関わらず、その存在や良さをうまく伝えられていない」として、いかに認知度を高めるかが課題になっていると指摘する。

　そこで、消費者のニーズを満たしながら、同社としての課題解決を図るため、新たなプライベートブランドの「Beisia Premium」を立ち上げることにしたという。

　松尾氏は、スタッフが直接国内外の生産地や工場に出向いて仕入れを行なう「目利き」とともに、業務のシステム化や物流の効率化によって低価格を追求し、外部の評価機関に依頼して、各カテゴリーの代表的な商品と比べて高い評価を得たもののみを商品化することで、低価格と高品質を目指しているとする。

プライベートブランド担当の松尾大輔氏

　3月8日からは、新たに「Beisia Premium」に設定された46品目が売り場に登場し、順次ラインアップを拡大していく。