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ファミマ、WAGYUMAFIA監修「ポテトチップス ULTRA GARLIC」10月25日発売

ホリエモンが作りたかったポテチ、「ULTRA HIGHBALL」も登場

2022年10月25日 発売

 ファミリーマートは、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏とシェフの浜田寿人氏が手掛ける会員制和牛専門店「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」が監修した「ポテトチップス ULTRA GARLIC」と「ULTRA HIGHBALL」を10月25日に発売する。数量限定での販売となる。

 両社では、2021年10月にコラボレーション第1弾として「ポテトチップス ULTRA GARLIC」を発売したところ、発売週のポテトチップスで売上1位となった。ファミリーマート限定のポテトチップスとしても過去最大級の売上を記録したことから、今回、食べごたえを追求するために内容量を増やし、再発売されることになった。

 新たに登場する「ULTRA HIGHBALL」は、WAGYUMAFIAで提供している1本1000円の高級ハイボールをオマージュしたハイボール。レモン果汁のすっきりした後味となっており、濃い味わいのULTRA GARLICと相性が抜群だとされる。

 価格は「ポテトチップス ULTRA GARLIC」が189円、「ULTRA HIGHBALL」が250円。

ポテトチップス ULTRA GARLIC
ULTRA HIGHBALL

 発売に先立ち24日には都内で発表会が開催され、ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター CMO 兼 マーケティング本部長の足立光氏、WAGYUMAFIA 代表取締役の浜田寿人氏、取締役の堀江貴文氏が、商品開発の狙いなどを語った。

 堀江氏は「子供の頃からポテチが大好きだったが、食べ過ぎるので月1回しか買ってもらえなかった。いろんな会社に提案しに行ったが、実績が無いと断られた」と振り返る。

 和牛専門店を経営する同社だけに、フレーバーとしてのイチオシはわさびだったが、商品を製造する山芳製菓の看板商品が「わさビーフ」ということもあり、「それだけはやめて」と言われ、いくつか試作された案のなかで、ものすごくガーリックパウダーが入っているものがあり、パウダーを2倍、3倍にしてくださいとお願いして誕生したのが今回のポテトチップスだという。

 同氏は「究極のツッコミマーケティングだと思っている。SNSはツッコミだらけで、ツッコミを誘発するようなボケが非常に大事」と、そのコンセプトを説明。

 パッケージのデザインもあえてシンプルなものにすることで、他の商品との差別化を図るとともに、「表面に日本語が表記されておらず、高級ホテルの部屋にあっても違和感がないものを目指した」(浜田氏)。

 初登場となるULTRA HIGHBALLについては、「お店ではミズナラの香りをまとったハイボールを1000円で出しているが、ちょっとコンセプトを変えて柑橘系の香りのハイボールを作った。ポテチと一緒に飲んでほしい」(堀江氏)とのこと。

 足立氏によると、ファミリーマートとしては「違うものも検討したが、再販の声が多かったので、同じものを出すことにした。今年は(販売数量を)昨年の1.41倍の量にしている。ハイボールと両方買っていただくことを想定している」という。

 コラボの狙いを聞かれた堀江氏は、「WAGYUMAFIAは和牛を中心にした高級ブランドだが、アパレルなども展開しているが、これは大衆向けの商品で、一番安く買えるWAGYUMAFIAの商品になる。全国のファミリーマートに並ぶことで、我々のブランドを訴求できる」としつつ、それは会社としての説明で、「個人的にポテチが作りたかった。そっちの方が大きい」と本音を漏らした。

 浜田氏によると、ポテトチップスは潰してもんじゃ焼きにかけて食べたり、本わさびをすりおろして、たっぷりと乗せたりするアレンジもオススメとのこと。そのまま食べるだけでなく、調味料として活用する方法もありそうだ。

(左から)足立氏、堀江氏、浜田氏