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会員制和牛専門店「WAGYUMAFIA」がスタジアムシティホテル長崎に出店

2023年6月15日 発表

(左から)堀江貴文氏、浜田寿人氏、髙田旭人氏

 WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)は、ジャパネットグループが手掛ける2024年開業予定の「スタジアムシティホテル長崎」の最上階に「WAGYUMAFIA NAGASAKI」をオープンすると発表した。

 WAGYUMAFIAは、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏とシェフの浜田寿人氏が手掛ける会員制和牛専門店。九州初出店となる今回の店舗は、地方創生プロジェクトの第1弾に位置づけられており、ジャパネットとともに長崎市の社会課題解決を目指すとされている。

 ジャパネットでは、長崎駅から徒歩10分ほどの場所に7万4752m2の土地を購入し、サッカースタジアムやアリーナ、ホテル、商業施設、オフィスなどを集約する「長崎スタジアムシティプロジェクト」を進行中で、2024年の開業を目指している。

 WAGYUMAFIA NAGASAKIは、ホテル最上階となる14階に入居する予定で、スタジアムビューを活かした形での、他にはないフード×エンタメ体験を提供するとしている。

最上階からの眺めのイメージ
建設中の最上階からの実際の眺め

 6月15日に開催された発表会には、堀江氏、浜田氏に加え、ジャパネットグループ代表の髙田旭人氏が登壇し、出店の狙いなどが語られた。

 髙田氏は、長崎市が直面している人口減少をはじめとする社会課題があると指摘した上で、「元々長崎は歴史や文化もあるが、それが伝わっていないという課題がある。地方創生は行政の仕事と思われがちだが、民間企業が本気になって来たいと思える街を作れば地方創生につながる。行政は公平性を担保しなければいけないが、我々は幸せの総量が最大になるような取り組みを行なっていきたい」と、長崎スタジアムシティプロジェクトに挑戦する理由を説明。

 髙田氏自身もWAGYUMAFIAをよく利用するとのことで、「お客さんを連れて行くには最高の店。それを長崎に作りたかった」と、同店の出店を歓迎していた。

 堀江氏は、新型コロナが収束した際にインバウンドの最大の顧客となり得る中国をはじめ、東アジアに近い長崎が今後注目されていくと考え、新店舗をオープンする決断に至ったと説明する。

 浜田氏によれば、世界の10都市にオープンしようと決めていたが、地方都市への出店は全く考えていなかったという。しかし、地方再生に魅力を感じ、「東京で再投資するより、地方でバンバンやったほうが面白い」と考えるようになったと語る。

提供予定の約1万円の和牛カツサンド

 メニューについては、WAGYUMAFIAのシグニチャーともなっている約1万円の和牛カツサンドの提供を予定しているとのことだが、堀江氏は「長崎といえば、卓袱料理やトルコライスもあるが、やっぱりちゃんぽん。でも、地元の人にどこがおいしいかと聞くと、リンガーハットと言われる。1万円のちゃんぽんをWAGYUMAFIAで作りたい」と熱く語っており、驚きのメニューが登場することが期待される。

 浜田氏は、店舗やメニューの詳細について聞かれ、「全てシークレット。最後の最後までチューニングを行なっていく。焼き直しは作りたくない」としている。他のWAGYUMAFIA同様に会員制となるため、国内外の富裕層や地元の経営者がターゲットとなる。