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「ぐるなび ふるさと納税」、都市圏の飲食店で使える食事券を返礼品に

2022年10月28日 取材

魚と日本酒 羽田市場 常盤橋タワー店で提供される「北海道 紋別市のお魚&プレミアム日本酒(3杯)マリアージュコース

 ぐるなびは10月28日、同社のふるさと納税に関する取り組みを紹介する説明会を都内で開催した。

 同社では、厳選した食材を販売するサイト「ぐるすぐり」の中に、6月14日からふるさと納税の特設ページを開設。9月29日から東京・大阪・京都といった都市部のレストランで地域の名産品を味わえる食事券を返礼品として提供するサービスをスタートしている。

 代表取締役社長の杉原章郎氏によれば、これまで自治体への寄附の返礼品として名産品を送る通販型が一般的なふるさと納税のスタイルとなっていたが、今回のサービスにより、近隣のレストランでふるさとを味わうという要素が加わることになる。

 まずは北海道紋別市と和歌山県和歌山市から開始されており、紋別市との取り組みでは、スシローをはじめ、大手飲食店などに空輸で新鮮な食材を卸している羽田食堂と組み、羽田食堂が運営するレストラン2店舗で紋別産の食材を使った料理が提供されている。

(左から)紋別市 総務部次長の山本隆博氏、ぐるなび 代表取締役社長の杉原章郎氏、羽田市場 代表取締役社長 CEOの野本良平氏

 羽田市場 代表取締役社長 CEOの野本良平氏は、「私たちの本業は卸売で、鮮度を追求するために紋別には加工場もある。今後は他店舗にも展開していきたい」と語る。

 説明会には、紋別市 総務部次長の山本隆博氏によると、同市には海の幸を中心に人気の返礼品が多く、2021年は152億9677万円に上る寄附があったという。同市では、これを原資にアザラシの保護活動や観光資源ともなっている流氷・海岸・森林の環境保全などを行なっており、「紋別の味を首都圏でも味わっていただき、実際に紋別に行ってみたいと思っていただければ」と期待を寄せる。

 ぐるなびの杉原氏は、「羽田市場とともに漁港のある自治体と飲食店とのマッチングを支援していく」としており、ふるさと納税の枠組みを活用した取り組みを拡大していく意向を示した。

羽田市場 ギンザセブンで提供される「蟹茹で名人が焚いた紋別毛ガニ1杯 小鉢と江戸前握り10貫のコース 飲み放題付」