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元Apple重役Xander Soren氏が作ったワイン、日本で世界ローンチを発表

2023年4月3日 発表

Xander Soren(ザンダー・ソーレン)氏

 米国カリフォルニアのXander Soren Winesは4月3日、パークハイアット東京の日本料理店・梢でグローバル・ローンチ・イベントを開催した。

 創業者のXander Soren(ザンダー・ソーレン)氏は、Appleに重役として勤務し、iPodやGarageBand、iPhoneの着信音など、音楽関連の業務に携わっていたキャリアを持つ人物。同氏は、2012年からカリフォルニアにおいてワイン造りをスタートし、ごく少数のワインを出荷してきたが、本格的に出荷を開始するにあたり、同氏が幼少時から関心を持っている日本において関係者を集めて発表を行なうことにしたという。

 Soren氏は「本日、私が10年以上育ててきたワインブランドを世界で初めて日本で発表する。カリフォルニア産のピノ・ノワールを使って伝統的なスタイルで和食に合うワインを作りたいと思った」と挨拶。

 カリフォルニア地域にあるLa Encantada、Sanford & Benedict、Sierra Mar、Olivet Laneといった歴史のあるワイン畑に加え、日本人生産者のフリーマン・アキコ氏が所有するYuki Vineyardのブドウを使用し、フレンチオーク樽で寝かせる形でワインを仕込んでいるとのこと。

 同氏の日本文化や日本料理への理解は深く、毎年日本を訪れては、各地の日本料理を試し、それらに合うワインの開発を目指してきた。日本文化へのリスペクトから、ラベルには米国西部の山に咲く「フラセラ」の花をモチーフに、自身のイニシャルの「X」を重ねた家紋がデザインされている。