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グランポレール、北海道余市産ぶどうを使った3種のワイン

2023年11月6日 取材

(左から)「グランポレール 余市ぶどうのスパークリング」「ブランポレール 余市ピノ・ノワール ブラン・ド・ノワール<トラディショナル・メソッド>2020」「グランポレール 余市ピノ・ノワール<登町selection>2018」

 サッポロビールは、日本ワインの「グランポレール」ブランドから3種のワインを11月14日に発売する。

 同社では、1984年に北海道の余市町内の生産者と栽培契約を締結し、ワイン用のぶどうの栽培を開始。2003年にフラッグシップブランドとしてグランポレールを立ち上げてから、今年で20周年を迎えている。

 今回の商品はいずれも、ブランドの原点ともなっている余市で育てられたぶどうを使用したものとなる。

「ブランポレール 余市ピノ・ノワール ブラン・ド・ノワール<トラディショナル・メソッド>2020」は、同ブランドとして初めて瓶内二次発酵に挑戦した白のスパークリングワインとなる。840本限定での販売となる。

 その味わいについて、グランポレール ブランドアンバサダーの大越基裕氏は、金柑やオレンジの熟したような香りとともに、長期熟成もので感じられるキャラメル感があり、スパークリングに最も大事な酸味が味わいを牽引し、後半に少しだけ苦味や塩気を感じる、と表現する。

グランポレール ブランドアンバサダーの大越基裕氏

 グランポレール チーフワインメーカーの工藤雅義氏によれば、同ブランドの契約栽培農家のなかでも、1房ずつエアコンプレッサーで花かすを飛ばして病害を防ぐなど、人一倍情熱をかけてぶどうを育てる弘津親子のヴィンヤードで手摘みされたものだけを使用。

 醸造工程においても、果皮の黒い色調を抑えるため、ゆっくりと低圧で搾汁したり、リキュール・ド・ティラージュを加えて瓶詰めし、7か月にわたって二次発酵したりしているほか、ドライな飲み口にするためにドサージュ(補糖)を行なわないなど、手間を惜しまずに仕込んでいくことで複雑な香りと味わいを実現しているという。

グランポレール チーフワインメーカーの工藤雅義氏

「グランポレール 余市ピノ・ノワール<登町selection>2018」も、弘津ヴィンヤードのぶどうを使用した赤ワイン。500本限定での販売となる。

 房が小ぶりな区画のぶどうを早めに収穫。パンチダウン主体でマセレーションを行ない、フレンチオーク樽で13か月熟成させている。マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部 グランポレール ブランドマネージャーの吉村春海氏によると、果実味が豊かで力強い資質を持っていることから、香味に複雑さを出すため、木の香りがつきやすい新樽比率を60%(通常は10%)まで高めて熟成を行なったという。

マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部 グランポレール ブランドマネージャーの吉村春海氏

 大越氏は、紅茶や腐葉土感が感じさせる味わいで、全体を通して熟成感が上がり、クリーンな香りと味わいが楽しめ、タンニンも強くなく、北の産地の特徴がよく出ている、と評する。

「グランポレール 余市ぶどうのスパークリング」は、余市町内の6軒の契約栽培農家が育てるケルナー、バッカス、ミュラートゥルガウの3種の白ぶどうを組み合わせたスパークリングワイン。

 ウェルカムドリンクにも適したフレッシュでスッキリとした飲み口が特徴で、価格も1500円(税別)程度となっており、同ブランドの中ではエントリー向けの商品に位置づけられている。

 マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部長の柿内望氏は、「北海道には余市と北斗に畑を持っているが、サッポロビール発祥の地でもあり、これから北海道を強化していきたい。グランポレールから皆さんがワクワクするような商品をたくさん出していく」としている。

マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部長の柿内望氏