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コンソメ風味3.5倍の「ポテトチップス コンソメメガトンパンチ」登場

コンソメパンチ45周年、コンソメWパンチ20周年を記念

2023年11月13日 発売

左から「ポテトチップス コンソメメガトンパンチ」「ポテトチップス コンソメパンチ」「ポテトチップス コンソメWパンチ」

 カルビーは、「ポテトチップス コンソメパンチ」の45周年、「ポテトチップス コンソメWパンチ」の20周年を記念した「ポテトチップス コンソメメガトンパンチ」を11月13日に発売する。

 コンソメパンチは、定番の「うすしお味」「のりしお」に続き、第3のフレーバーとして1978年11月に登場したロングセラー商品。「パンチがきいている」という当時の流行語が商品名の由来となり、“強く印象に残る商品を発売したい”という想いを込めてコンソメパンチと名付けられたという。

 肉と野菜をじっくりと煮込んで作ったスープを独自製法で加工したパウダーが用いられ、秘伝のスパイスによるキレのよい後味が特徴で、45年にわたって長く親しまれてきた。

歴代のコンソメパンチのパッケージ

 その後、コンソメ風味を2倍にし、パンチ力を高めたコンソメWパンチがコンビニエンスストア限定で2003年11月に登場。こちらも20年にわたるロングセラー商品となっている。

 今回登場するコンソメメガトンパンチでは、オリジナルのコンソメパンチに比べてコンソメ風味を3.5倍に強化。厚切りカットを採用することで、濃い味わいとともにジャガイモの風味を楽しめるようになっている。

 内容量は100gで、価格は285円前後になる見込み。全国のコンビニエンスストアで販売される。

ポテトチップス コンソメメガトンパンチ

 9日に開催された発表会では、マーケティング本部 スナック1部 ポテトチップスチーム ブランドマネジャーの井上真里氏とマーケティング本部 スナック1部 ポテトチップスチームの坂石萌氏が、コンソメパンチのこれまでの歩みや新商品開発の背景などを説明した。

 井上氏は、コンソメパンチの進化の過程を紹介。「肉と野菜の甘みと旨みを凝縮したスープ、それを引き立てるスパイス、後味のキレをよくする隠し味の梅肉パウダー、この3つがあることによってコンソメパンチらしさが構成されている」と、時代にあわせて改良を重ねながらも45年前と変わらない味わいのポイントがあると語る。

 こうしたコンソメパンチの基本は2003年に登場したコンソメWパンチでも受け継がれており、同社としてライフサイクルにあわせたコンソメパンチを販売したいという考えから、近年期間限定で販売しているコンソメ風味3倍のコンソメトリプルパンチとあわせ、幅広い世代のニーズにマッチするようにバリエーションを増やしてきたという。

 坂石氏によれば、今回の新商品は、コンソメパンチやコンソメWパンチが好きな人に喜んでもらうことと、最近、コンソメパンチやコンソメWパンチを食べていない人に手に取ってもらうきっかけとしてインパクトを狙って企画されたものとなる。

 コンソメ風味3.5倍という濃厚な味わいと、ザクッと食べごたえのある厚切りカット、さらに、100gという大きめの内容量で高い満足感が得られるようにしたが、単に味を濃くするだけでは、しょっぱさやクドさが目立ってしまうため、おいしく食べられるようにする過程で3.5倍にたどり着いたと振り返る。

 同商品の発売にあわせて周年キャンペーンもスタートする。コンソメパンチ系の商品を購入することで応募できるプレゼントキャンペーンでは、コンソメパンチのロゴが描かれたコンバースのスニーカー(10名)やオリジナルTシャツ(500名)、オリジナルエコバッグ(490名)が抽選でプレゼントされる。

 今回の発表会には、元カルビー 上級常務執行役員で45年前にコンソメパンチの開発を担当した阿紀雅敏氏も登場し、同商品に注いだ情熱を語った。

 3代目社長の松尾雅彦氏(当時は専務)の指導の下、開発に携わった阿紀氏だが、「カルビーは後発メーカーで関東エリアでは当時、まだそんなに浸透していなかった。やはりフラグシップになる商品が必要だとなり、アメリカでは塩味の次にビーフ系の味が出ており、やはりビーフ系だということになった」と振り返る。

 しかし、松尾氏が都内のフレンチレストランで飲んだコンソメスープがおいしかったことがきっかけとなり、ストレートにビーフ味にするのではなく、野菜とともに煮込んだコンソメ味が誕生することになる。

 ただ、発売直後の売れ行きは芳しくなく、苦戦を強いられることに。「ビーフの味が後までずっと続くので、リピートに繋がらない」と考えた阿紀氏は、酸味で肉の旨みを一旦切るという“キレ”の決めてとして梅肉パウダーを入れることを考案。梅肉をフリーズドライし、パウダー状にしたものを隠し味として加えることで、現在まで続くコンソメパンチのベースが築き上げられた。

元カルビー 上級常務執行役員の阿紀雅敏氏

 井上氏によれば、酸味を使って味を切り替えるといった手法は、のりしおで隠し味として使われている唐辛子にも通じるところがあり、カルビーのフレーバー開発のテクニックの1つとして受け継がれているという。

 ちなみに、コンソメパンチという名称については、当時の流行語にちなんでいるというのは前述のとおりだが、阿紀氏は「日本人にとっては5とか7とか文字数が重要だと考えた」と、コンソメ味ではなくコンソメパンチという名称になったことを明かした。

 これを聞いた井上氏は、「今でも続いているフレンチサラダや、最近伸びてきているしあわせバターとか、しっかりと根付いているものは7文字が多い。今後の商品は5文字か7文字で発売する」と述べていた。

 その後、新商品を試食した阿紀氏は「ザクっとしたスライスで味と食感がそれぞれうまくマッチングしている。しかもジューシーな感じがいい」と絶賛。「だけど、コンソメの良さもそのままDNAとして続いていて嬉しい。コンソメパンチファミリーを出し、次の10年、20年とカルビーの超ロングセラーになることを目指してほしい」と現役の担当者にエールを送っていた。

左から阿紀雅敏氏、坂石萌氏、井上真里氏