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ローソンストア100「100円おせち」一部150円に値上げ。「今年もなんとか100円でやりたい気持ちがあったが、どうしても実現できなかった」

2023年12月25日 発売

ローソンストア100「100円・150円おせち」シリーズ

 ローソンストア100は「100円・150円おせち」シリーズを12月25日に発売する。今年は新商品5品を含め全45種類を展開予定で、うち31種類が100円となる(いずれも税別)。

 販売チャネルは全国のローソンストア100のほか、ローソンアプリで店頭受取予約、オンライン販売を今年も行なう。

おせちの定番から高級食材まで食べきりサイズでそろう。2012年の販売以来、累計約1500万食を突破

ローソンストア100「100円・150円おせち」シリーズ(全45種類)

店頭発売日: 2023年2月25日
新商品(5品):
・「北海道産帆立煮」(150円)
・「つぶつぶ紫栗きんとん」(150円)
・「ちりめんくるみ」(150円)
・「沖縄県石垣島産洗いもずく 鰹つゆたれ付」(100円)
・「人参の飾り切り(梅)」(100円)
予約・オンライン販売商品:
・単品おせち 15品セット(おせちの定番・人気商品をバランスよく選定)
・単品おせち 20品セット(おせちの定番・人気商品のほか、和惣菜や辰をあしらったようかんなど)

ローソンストア100「100円・150円おせち」シリーズ(全45種類)
全45種類のうち、31種類は100円の価格を維持
「北海道産帆立煮」(150円)
「つぶつぶ紫栗きんとん」(150円)
「ちりめんくるみ」(150円)
「沖縄県石垣島産洗いもずく 鰹つゆたれ付」(100円)
「人参の飾り切り(梅)」(100円)
「単品おせち 15品セット」(御蒲鉾 鯛入り 赤、御蒲鉾 鯛入り 白、田作り、寿なると 赤、北海道産黒豆、鰊昆布巻、鮭昆布巻、お煮しめ、数の子松前、いか黄金、炙り焼き合鴨スライス、つぶつぶ栗きんとん、栗甘露煮、伊達焼、厚焼きたまご)
「単品おせち 20品セット」(御蒲鉾 鯛入り 赤、御蒲鉾 鯛入り 白、田作り、寿なると 赤、北海道産黒豆、鰊昆布巻、鮭昆布巻、お煮しめ、たけのこ煮、味付けごぼう、数の子松前、いか黄金、つぶ貝わさび、炙り焼き合鴨スライス、味付け帆立、白梅ようかん、つぶつぶ栗きんとん、 栗甘露煮、伊達焼、厚焼きたまご)

ローソンアプリ予約(ローソンストア100店頭受取)

内容: 20品セット
価格: 2700円
申込期間: 2023年12月8日~17日
受取期間: 2023年12月27日~30日
※ローソン、ナチュラルローソンは販売対象外

オンライン販売

STORES(自宅配送)

内容: 15品・20品セット
価格: [15品セット]2600円、[20品セット]3200円 ※配送料別途
申込期間: 2023年12月11日~22日
受取期間: 2023年12月28日~30日(受取日の指定可)
購入サイト: STORES販売サイト(12月5日公開予定)

au PAY マーケット ダイレクトストア(自宅配送)

内容: 15品・20品セット
価格: [15品セット]3650円、[20品セット]4250円 ※配送料込
申込期間: 2023年12月11日~22日
受取期間: 2023年12月28日~30日(受取日の指定不可)
購入サイト:
ローソンストア100 単品おせち 15品セット
ローソンストア100 単品おせち 20品セット

どうしても100円を維持したかった

株式会社ローソンストア100 商品開発本部 本部長 近藤正巳氏

 都内で開催された「100円・150円おせち完成披露試食会」では、ローソンストア100 商品開発本部 本部長の近藤正巳氏が「今年もなんとか100円でやりたい気持ちがあったが、どうしても実現できず、一部価格改定をすることとなった」と説明。

 とはいえ、昨年から引き続き、オフシーズンの工場を活用、サイズ不選別、早期の仕入れ・数量確約などでコストを抑えてきたことに加えて、今年は産地変更・規格調整により7割の商品を価格維持した。

原材料・物価高騰のなか、全45種類のうち31種類は100円を維持
昨年までの100円の秘密
昨年までの取り組みに加えて産地変更・規格調整を実施
定番の「蒲鉾」は減量したものの、鯛を混ぜ込むことで付加価値向上
人気の水産珍味「いか黄金」は甲イカからペルーイカに産地変更

単なる値上げではなく商品価値を向上させた「150円おせち」

 近藤氏は「150円おせち」登場背景について、原材料や物流費などの高騰、消費者からの内容量の不満、水産業者応援の3つをあげた。

「150円おせち」登場背景

 例えば、「田作り」などの佃煮4商品は、10~15g増量し、グラム単価では実質値下げを実現。また、水産業者応援のため、中国禁輸により行き場を失った北海道産の帆立を活用し、高品質な帆立を使用した新商品の開発を通じて国内漁業を応援した。

「北海道産帆立煮」は、150円おせちの目玉商品としており、利尻昆布だしなどで味付けし、甘くて弾力がある食感が特徴。夏場は忙しいが冬場はオフシーズンとなる、カップゼリーを作っている工場を活用し、おせち商品として展開している「味付けあわび」のノウハウを生かして商品化した。

グラム単価では実質値下げを実現した佃煮4商品
「150円おせち」の目玉商品「北海道産帆立煮」

「100円おせち」人気の秘密

 近藤氏は「100円おせち」人気の秘密について、以下の3つをあげて紹介した。

1.低価格で経済的
2.低価格ながら高品質
3.多様化するニーズへの対応

 おせちは作る時代から買う時代へ変化したと述べ、手ごろな価格で正月気分を味わえることや、老舗メーカーとの協力で高品質の実現、適量を小分けすることで使いやすさにこだわったという。

気兼ねなく集う正月を想定した盛り付けを提案

株式会社ローソンストア100 商品開発本部 生鮮・日配ユニット マーチャンタイザー 三瓶邦秋氏

 ローソンストア100 商品開発本部 生鮮・日配ユニット マーチャンタイザーの三瓶邦秋氏は、新型コロナウイルス5類移行後、気兼ねなくお正月を想定した盛り付けを提案する。

「豪華五段重」は、全45種類を使用しても、価格は5200円(税別)。おせち以外のご馳走メニューを並べた「オードブルおせち」や、「100円おせち」のなかでも人気の8種類を彩りよく並べた「1000円プレート」、高級食材も含めて大皿に並べた「2000円プレート」、豪華な見た目だが3000円以下で収まる「3000円プレート」などを紹介した。

「豪華五段重」
「オードブルおせち」
「1000円プレート」
「2000円プレート」
「3000円プレート」