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ローソン・KDDI・三菱商事、業務提携を発表。リアル×テックのコンビニで商品を「最短15分でお届け」目指す

2024年2月6日 発表

株式会社ローソン 代表取締役 社長 竹増貞信氏

 三菱商事、KDDI、ローソンは2月6日に会見を開き、3社資本業務提携締結を発表した。

登壇者

三菱商事株式会社 代表取締役 社長 中西勝也氏
KDDI株式会社 代表取締役社長 CEO 髙橋誠氏
株式会社ローソン 代表取締役 社長 竹増貞信氏

 まず、4月頃からローソンに対する株式公開買付けを進め三菱商事50%、KDDI50%での共同経営体制になることが発表された。これによりKDDIがもつ“通信の力”によって、ローソンは「リアル×テックのコンビニ」を実現させるという。

三菱商事、KDDI、ローソンが資本業務提携
三菱商事株式会社 代表取締役 社長 中西勝也氏
KDDI株式会社 代表取締役社長 CEO 髙橋誠氏

 ローソンの竹増社長はこの提携により「平時は便利を、有事は安心をお届けするコンビニ」となり、将来的には「アジアのGAFAM(ガーファム)」(Google、Apple、Facebook/Meta、Amazon、Microsoft)となることを目標に掲げてみせた。

 具体的にはコンビニにおいてリモート接客で通信・銀行/保険・ヘルスケアなど新たなサービスを提供し、単なる小売業ではない生活インフラとしての存在感を示していく。そのなかでは、Eコマースへの本格参入にも言及しており、ローソン店舗にある商品を「最短15分でお届け」できるネットワークを構築していくとしている。

 そしてXRやドローンの活用で買い物をより便利に、太陽光発電などによって防災・備災拠点としての役割も果たしていくとしており、今回の発表でも「『命・暮らし・心』をつなぐ、未来のコンビニ」をキャッチコピーに据えていた。

ローソンの約1万4600拠点、KDDIの約2200の拠点により、約1万7000のリアルな顧客接点が生まれる
リモート接客で通信・銀行/保険・ヘルスケアなど新たなサービスをコンビニで提供
テクノロジーの活用で顧客体験を向上
コンビニが防災・備災の拠点に
リアル×デジタル×グリーンで「未来のコンビニ」を創造