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スターバックス「霧島酒造」とのコラボ施設を発表。電力は“サツマイモ発電100%”

2024年7月22日 発表

スターバックス×霧島酒造のコラボ施設

 スターバックス コーヒー ジャパンと霧島酒造は、初のコラボレーション施設を2026年春にオープン予定であることを発表した。

スターバックス×霧島酒造のコラボ施設

所在地: 霧島酒造 本社増設工場北側(宮崎県都城市下川東4丁目)
建物: 鉄骨造1階建て
面積: 敷地4685m2、延床703m2
スケジュール: 2024年秋着工、2026年春オープン予定

施設の全体イメージ
霧島酒造の本社増設工場北側、霧島山や沖水川を見渡せる場所にオープンする

 霧島酒造の本社増設工場北側、霧島山や沖水川を見渡せる場所に施設はつくられ、スターバックスのドライブスルー併設店舗、霧島酒造の直営ショップ、植物園を備える。スターバックス店舗とショップからはガラス越しに植物園を見ることができ、植物を眺めながら、コーヒーや買い物が楽しめる開放的な空間になるという。また屋外では、霧島山と沖水川を望める屋上庭園や芝生のエリアを設ける。

 さらに本施設は環境に配慮した活動を複数取り入れ、霧島酒造は焼酎を製造する過程で発生する「蒸留温排水」の温熱を冬場の暖房として植物園で活用するほか、施設で利用する電力は「サツマイモ発電100%(焼酎粕や芋くずから生成したバイオガスを電気に変換してつくられる、霧島酒造の再生可能エネルギー)」での運用を計画している。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 リテイル・マーケティング統括オフィサー 森井久恵氏のコメント

 スターバックスは日本上陸以来、人と人、また地域とのつながりを育み、誰もが自分の居場所と感じられる店舗づくり、そして未来に向けたさまざまな活動に努めてまいりました。

 霧島酒造さまの地域への想い、先進的に取り組まれているサステナブル活動の数々に深く共感し、この度ともに手を携えて新たな試みへと漕ぎ出す機会を得ることができましたこと大変うれしく思います。2社のコラボレーションで成し遂げられる唯一無二の体験を皆さまにお届けしてまいります。

霧島酒造株式会社 代表取締役専務 江夏拓三氏のコメント

 今回スターバックスさまと想いが重なり、地域に寄り添うパートナーとしてともに歩みを進められることを非常に楽しみにしております。現在霧島酒造は、工場・事務所のCO2排出量実質ゼロに向けたさまざまな取り組みを進めています。本施設も環境にやさしい施設運営を目指し、さつまいもから生まれるエネルギーを存分に活用していきます。これから本施設を通じて、多くの皆さまに、持続可能な未来につながる2社ならではのコラボレーションをお届けしてまいります。