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木内酒造とブルックリン・ブルワリーがコラボ、「常陸野ネストビール ソラチ レッド」数量限定で販売

木内酒造 1823 洋酒製造部 ゼネラルマネージャーの谷幸治氏(左)とブルックリン・ブルワリー ブリューマスターのギャレット・オリバー氏(右)

 木内酒造は、ブルックリン・ブルワリーとのコラボレーションビール「常陸野ネストビール ソラチ レッド」を11月上旬から数量限定で販売する。木内酒造の直営店のほか、ブルックリン・ブルワリーのフラッグシップ店「B by The Brooklyn Brewery」(東京・日本橋)で提供される。

 同商品は、ブルックリン・ブルワリーのギャレット・オリバー氏のブリューマスター就任30周年を記念して両社で開発したクラフトビール。オリバー氏は、2009年に日本産ホップのソラチエースを「ブルックリン ソラチエース」として商品化した後、木内酒造にソラチエースを持ち込み、洋酒製造部 ゼネラルマネージャーの谷幸治氏とともに仕込みを行ない、2010年の「NIPPONIA」の発売に至った。

 こうした経緯もあり、両社の結びつきは強く、今回も谷氏とオリバー氏がメールを交わしながら開発を進めていったという。

 オリバー氏は、西アフリカ原産の古代穀物「フォニオ」を使用したクラフトビール「FONIO PALE ALE」(日本未発売)を開発したことがあるが、今回の商品では日本の古代米「朝紫」と国産麦芽を使い、そこに両社の絆とも言えるソラチエースを組み合わせ、さらにナパバレーから取り寄せた赤ワインの樽で熟成させたのが「常陸野ネストビール ソラチ レッド」となる。

 国産麦芽や古代米の旨味とソラチエースの柑橘感が融合したアルコール度数7%のクラフトビールとなっており、オリバー氏は「最初はワイン樽まで使うのはちょっとどうかと思ったが、コラボレーションでは相手を信じることが大切。古代米は鋭い面もあり、かなりドライ。ソラチエースの特徴をうまく取り入れている」と語った上で、「唐揚げにあう。唐揚げにはレモンを絞るが、それをソラチエースが自然にやってくれる」とペアリングを提案していた。

右は10月29日にコンビニ限定で登場する「ブルックリンディフェンダーIPA」
(左から)「FACTS ON THE GROUND」(日本未発売)、「FONIO RISING PALE ALE」(日本未発売)、「BROOKLYN SORACHI ACE」、「BROOKLYN LAGER」