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Shake Shack×Brooklyn Brewery、バーガーとビールのペアリングを提案

 Shake Shack(シェイクシャック)とBrooklyn Brewery(ブルックリンブルワリー)は6月9日、Shake Shack東京国際フォーラム店で両社の商品のペアリングを紹介するメディア向けイベントを開催した。

 Shake Shackは、米国ニューヨーク発祥のカジュアルレストラン。2001年にマディソンスクエアパークでホットドッグカートとして営業をスタートし、2004年に同公園内に常設店舗が設置され、ハイクオリティなバーガーやホットドッグをこだわりのデザートやアルコールなどと一緒に提供している。日本ではサザビーリーグが2015年から店舗を運営しており、首都圏と関西圏に合計12店舗を構える。

 一方のBrooklyn Breweryは、1988年にニューヨークで創業した米国を代表するクラフトビールのメーカー。日本ではキリンビールが同社の商品を販売している。

Shake Shackの概要
Brooklyn Breweryの概要

 ともにニューヨークを拠点とする両社では、Shake Shackの創業者のDanny Meyer氏とBrooklyn BreweryのBrew MasterであるGarrett Oliver氏が意気投合し、Shake Shackのメニューに合うビール「ShackMeister Ale」を開発。国内でも一部の店舗でBrooklyn Breweryの看板商品の「Brooklyn Lager」とともに提供されている。

ShackMeister Ale
Brooklyn Lager

 とはいえ、ハンバーガーというとコーラのような炭酸飲料と組み合わせて販売されるのが一般的で、今回のペアリングイベントでは、改めてハンバーガーとビールのマッチングの良さがアピールされた。

 ブルックリンブルワリー・ジャパン アカウントダイレクターの金惠允氏は、Shake Shack東京国際フォーラム店で提供されている「ShackMeister Ale」と「Brooklyn Lager」の2商品の特徴を紹介。ペールエールの「ShackMeister Ale」は、麦芽の甘みと爽やかな香り、すっきりした後味が特徴で、味が濃いチーズを含んだメニューとの相性が抜群。アンバーラガーの「Brooklyn Lager」は、豊かなボディ感とホップ由来のハーバルな香りが残るビールで、肉料理やスパイシーなメニューにも負けない風味が特徴とされる。

 同氏によると、Shake Shackの定番バーガー「Shack Burger」にマッチするのは「ShackMeister Ale」とのこと。3種類のチーズとポートベローマッシュルームで包んで揚げた「'Shroom Burger」もチーズの風味が濃厚で、「ShackMeister Ale」とよく合うという。

 また、「Smoke Shack」や「Dark Meat Hot Chicken」といったメニューには「Brooklyn Lager」がオススメで、サイドメニューの「Fries」(ポテト)はチーズソースで食べる場合は「ShackMeister Ale」、マスタードソースで食べる場合は「Brooklyn Lager」がオススメだという。

 筆者も一通り試してみたが、確かに「Shack Burger」は「Brooklyn Lager」よりも「ShackMeister Ale」の方がおいしく、互いの良さを引き出しているように感じられた。食事に合わせてワインを選ぶ場面はよくあるが、ハンバーガーの種類によって最適なビールを選ぶことでこれほど印象が変化するのは目からウロコだ。

 一方で「Fries」については、ソースの種類によらず、どちらのビールも相応においしく感じられた。金氏もOliver氏の「Like Music」(音楽のようにビールを楽しんで)という言葉を引用しながら、今回紹介した組み合わせにこだわらず、理屈でなく、その日の気分に合わせて自由に楽しむことが最も重要だとしている。

 サザビーリーグ アイビーカンパニー SHAKE SHACK事業部 マーケティング課 課長の石田和弘氏によると、7月15日には一般向けにも同様のイベントが同店で開催される予定で、詳細は近日中にアナウンスされるとのことだ。

ブルックリンブルワリー・ジャパン アカウントダイレクターの金惠允氏(左)とサザビーリーグ アイビーカンパニー SHAKE SHACK事業部 マーケティング課 課長の石田和弘氏(右)