ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ヌータ・モンテキアッシィ(ダル・チェロ)サンジョヴェーゼ・トスカーナ 2022(赤)

価格:3080円(2026年1月13日現在)
ヌータ・モンテキアッシィ(ダル・チェロ)サンジョヴェーゼ・トスカーナ 2022

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部 部長の成瀬さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部 部長の成瀬さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

成瀬氏:京橋ワインのバイヤーになりたての頃、私のハウスワインとして愛飲していたのがこのワインです。実はもともとキャンティが苦手で、サンジョヴェーゼは避けていたのですが、このダル・チェロがコルトーナで造るサンジョヴェーゼは当然ながらキャンティのスタイルとは全く異なり、ちょっとモダンでしなやかで滑らかなのが自分の好みに合い、皆さまにも感じていただければと思いご紹介します。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

成瀬氏:キャンティ・クラシコの中心から車で約1時間半~2時間程度。つまり、トスカーナ州の東端に近く、ウンブリア州との境界にあるエリアがコルトーナです。丘陵地帯になっていて昼夜の寒暖差が酸とアロマの保持を助け、特にこの地で造られるシラーは秀逸なのですが、ダル・チェロ家は畑の一角にサンジョヴェーゼも植樹しており、シラー同様にエレガントな酸と赤い果実の華やかさが魅力のワインを造り出しています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

成瀬氏:酸味と果実味がトマトの甘酸っぱさと好相性なので、アマトリチャーナやポモドーロといったトマト系のパスタは絶対にはずさないペアリングです。醤油やみりんの甘辛い味付けにも合うので、和食なら焼き鳥(たれ)や鰻のかば焼きとも是非試していただきたいです。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

成瀬氏:コルトーナのサンジョヴェーゼは、特別な日だけでなく日常の食卓にも寄り添うワインです。果実味豊かで酸が柔らかく、和食からイタリアンまで幅広くマッチ。家族や友人との食事に、気取らず楽しめる一本としておすすめです。

テイスティングメモ

甘み:ドライ ──●── スイート
渋み:控えめ ──―─● しっかり
酸味:穏やか ──―─● キリッと
重さ:ライト ───●― フルボディ