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天丼てんやの「桜海老と鰆の天丼」を食べてきた

2025年2月13日 発売

桜海老と鰆の天丼

 天丼てんや(ロイヤルホールディングス)は、「桜海老と鰆(さわら)の天丼」を発売する。2月13日~4月下旬頃の期間限定で販売される商品だが、一足早く試食する機会があった。

 同社では例年この時期に春を感じさせるメニューとして桜海老や鰆を使用した天丼を販売しており、昨年は桜海老に玉ねぎや三つ葉をあわせたかき揚げを作り、たけのこやほたて、ひらさやいんげんの天ぷらが組み合わせられていた。

 今年はピンク色の桜海老に鮮やかなグリーンの人参菜をあわせたかき揚げに、ふっくらとした食感の鰆、釜揚げいりこ、たけのこなどが組み合わせられている。

 中でも釜揚げいりこについては、瀬戸内海の伊吹島で漁獲される脂質の多いカタクチイワシ(脂いわし)を使用。脂いわしは、乾燥させて煮干しにすると脂質が酸化し、品質が劣化しやすく、広く流通していなかったが、地元の漁師たちと協力しながら冷凍技術を磨くなどすることで、商品化できるようになったという。

みそ汁付きで980円

 実際に食べてみると、煮干しの天ぷらとは思えないほどやわらかく、ふっくらとしており、脂がのった濃厚な味わいが楽しめ、ほどよい苦みも感じられ、単品で注文して酒のつまみにするのもよさそうだ。

 桜海老と人参菜のかき揚げは、ピンクとグリーンのコントラストが美しく、かき揚げらしいサクサクとした食感とともに、2つの食材の香りをしっかりと感じられるようになっている。関係者によれば、葉ものの天ぷらは香りが飛びやすいが、試行錯誤しながら香りを残す工夫をしているのだとか。

 このほか、鰆のふっくら食感やたけのこの歯ごたえも楽しめる、さまざまな顔を持った春を感じる天丼に仕上げられている。

ごちそうさまでした