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「サッポロサワー 氷彩1984」発売、その味わいと料理とのマリアージュを体験
2025年2月19日 15:46
- 2025年2月18日 発売
サッポロビールは2月18日、「サッポロサワー 氷彩1984」を発売した。これに先がけて、前日の2月17日に、「サッポロサワー 氷彩1984 体験会」を開催した。会場は東京・恵比寿の繁盛店「民家(みんか)」。「サッポロサワー 氷彩1984」の味わいはもちろん、居酒屋メニューとの組み合わせについても体験できたので、その感想をお伝えしよう。
繁盛店で知る人ぞ知る氷彩サワーの缶タイプが登場
まずブランドマネージャーの森田隆文氏が、「サッポロサワー 氷彩1984」の概要について説明した。
「氷彩」ブランドは1984年に誕生した「サッポロホワイトブランデー 氷彩」がルーツ。フレッシュさを強調した無色透明のブランデーで、1985年に「氷彩サワー〈レモン〉樽」、2000年に「氷彩サワー〈プレーン〉樽」を発売し、繁盛店で長年、愛されてきた、知る人ぞ知るサワーだ。
飲食店専用の商品であることから、「自宅で氷彩サワーが飲みたい」といった要望が多く、今回、満を持してアルコール度数7度の350ml缶と500ml缶を2月18日より発売。氷やソーダなどで割って楽しめるアルコール度数25度の500ml瓶「サッポロサワー 氷彩1984素」(650円)も同日に発売を開始する。
氷彩サワーの特徴は、シンプルなプレーンサワーで、まろやかで飲みやすい口あたり。そのため、ロックや水割り、ソーダ割りなどのほか、フルーツやジュースを加えたカクテル的なドリンクとして提供している店も多い。スッキリした味わいなので、食事にも合う。
「正直、今のところの氷彩ブランドの認知度は決して高くはないと思っています。ただ、飲食店様をはじめとして、お飲みいただいているお客さまの支持があって歴史を紡いできた、ある意味個性的なブランドです。この氷彩をサワーカテゴリーの中、新しい価値として提案していきたいと考えています」と森田氏。
販売目標は350ml換算で年間200万箱を計画。この数値は近年発売の「男梅サワー」や「ニッポンのシン・レモンサワー」などに比べて多く、強気の設定だ。
氷彩サワーと居酒屋メニューとのマリアージュを楽しむ
体験会の会場となった「民家」は、サッポロピール認定のパーフェクト黒ラベル第一号店でもある老舗の串揚げ店。二代目ご主人の大和田政晴氏は、氷彩サワーの味わいについて次のように分析する。
「氷彩は正直言って旨いです。飲みやすい旨みがあって、その旨みを引き立たせるための甘みがちゃんと存在しています。料理も同じで、旨みを引き立たせるのは甘み。甘みがないと、辛みなど、スッキリした味わいの演出ができないんです。氷彩を飲んだ時に最初のスッキリの後に感じる、旨みや甘みに合わせやすい料理3品を選びました」と大和田氏。
その料理3品が、「鮭のイクラ盛り」(480円)と「レバカツ」(150円)、「牛すじ煮」(550円)だ。実際にこれらの料理と氷彩サワーの組み合わせを試してみた。
「鮭のイクラ盛り」はカラッと揚がった衣と、ほっこりとした鮭が味わい深い一品。衣自体が美味しいのでそのままでもイケるが、イクラをトッピングすることでほど良く塩味が加わって旨みが増す。そんなやや濃い味わいで脂っこくなった口の中を、スッキリした口あたりで飲みやすい氷彩サワーがサッパリさせてくれた。
「レバカツ」も同様にフライなので、氷彩サワーを飲むことでサッパリしてリフレッシュできた。レバカツにトッピングされた粒マスタードが実にいい仕事をしていて、やや酸っぱい辛みがレバーの独特の味わいを抑えてくれて、普通のカツと思えるほど食べやすかった。
そして「牛すじ煮」は、牛すじのプリプリ感が絶品! 出汁がやさしい味わいで、氷彩サワーのほんのりした甘みと相まって、より旨みが引き立つ。ずっと交互に飲んでいられそうに感じた。
これら3品を味わって、揚げ物やソースものなどのやや濃いめの味わいの料理や、出汁物などの旨みが引き立つ料理に、氷彩サワーがベストマッチすると感じた。
氷彩サワーは提供店舗によってさまざまなアレンジがされているそう。定番はライムやレモン、オレンジ。そのほかパイナップル、トマトやきゅうりといった野菜、わさびなどのスパイスまで、実にバリエーションが広い。体験会ではその中から、きゅうり仕立ての氷彩サワーを試すことができた。
薄くスライスされたきゅうりを氷彩サワーに入れると、グラスに涼しげなグリーンの色合いが映る。飲んでみるとほんのりきゅうりの味わいがあって後味はサッパリ。きゅうりの野菜くささがいくぶん収まり、氷彩サワーのとがった個性もややまろやかになるので、意外と合うかもと感じた。
これまで飲食店でないと味わえなかった氷彩サワーが、「サッポロサワー 氷彩1984」の登場で、手軽に自宅で楽しめるようになった。体験会で様々な料理や意外なトッピングを試したように、自宅でも冷蔵庫の中の食品をトッピングしてみて、自分だけの味わいを楽しんでみるのも面白そうだ。