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繁盛店で人気の氷彩サワーで家呑みできる「サッポロサワー 氷彩1984」

2025年2月18日 発売

居酒屋の味わいを自宅で味わえる「サッポロサワー 氷彩1984」

 サッポロビールは12月11日、「RTD新商品発表会」を開催。新商品として「サッポロサワー 氷彩1984」を、2025年2月18日に発売すると発表した。

「氷彩」は繁盛店で愛され続けてきた、知る人ぞ知るサワー。そのおいしさがRTD(Ready to Drink)商品となり、自宅で手軽に味わえるようになる。

右肩上がりに成長するRTD市場

マーケティング本部 ビール&RTD事業部 部長の永井敏文氏

 発表会に登壇したビール&RTD事業部 部長の永井敏文氏は、「RTD市場が誕生したのは1983年と捉えている。当時は居酒屋ブームでチューハイが人気。氷彩ブランドも1984年に誕生し、時代と共に様々なトレンドやブームが発生して、右肩上がりで市場が拡大してきた」と、RTD市場の概況について説明した。

RTD市場の変遷

「このRTD市場が拡大してきた背景には、3つの大きな要素がある」と永井氏。まず1つ目のキーワードが「リーズナブル」。飲食店で楽しまれているお酒が、自宅で手軽に楽しめること。2つ目が「バラエティ」。多様化する趣向に対して、多彩な味や楽しみ方が提供されていて選択肢が広いこと。そして3つ目が「酒場文脈」。若い人たちから改めて居酒屋が支持されているについて説明する。

 今後のマーケティングとしては、コスパとバラエティに加えて、健康意識の高まりから、「Well-Being」も注目すべきポイントだと認識。「常に変化と新しい進化を遂げてきているRTD市場だけに、新しい価値をどう提供していくかが重要」だと、今後の戦略を語る。

今後のRTDの注目すべき4つのキーワード

 そこで登場するのが、繁盛店で愛され続けてきた「氷彩サワー」だ。ビールの成長戦略の中で、氷彩ブランドは一緒に成長してきた。こういったストーリーやホワイトブランデー仕立てという個性、知る人ぞ知るサワーであることなどが新価値に結び付くと考える。

「サッポロサワー 氷彩1984」発売の目的

 RTDでは後発であるものの、個性的なブランドと新商品の提案で、2024年は4期連続で最高売上になることが見えてきた。「今後、RTD市場にサッポロの商品を展開していくとともに、お客さまにサッポロビールのRTD商品がバラエティ豊かで楽しいことを伝えていきたい」と永井氏は語った。

氷彩ブランドの右肩上がりに成長するRTD市場

ビール&RTD事業部 サッポロサワー 氷彩1984 ブランドマネージャーの森田隆文氏

 新商品の具体的な説明は、新商品ブランドマネージャーの森田隆文氏が行なった。まずRTDを取り巻く市場環境について、「物価上昇や節約意識の向上から、リーズナブルな商品のニーズが高まっている。選択時には飲みやすさや品質の良さが重視される傾向にある」と説明した。

 お手頃価格で良いものを楽しみたいというニーズに対して森田氏は、「氷彩は繁盛店で長年愛されてきた美味しさを楽しめることが大きな特徴で、この商品ならではの強み。氷彩の個性と物語を伝えていくことで、食事中に飲みやすく、かつ自分の定番ブランドを探求している人に選んでもらえるよう提案していきたい」と意気込む。

新発売の「サッポロサワー 氷彩1984」
氷彩ブランドの歴史

 1984年に誕生した「サッポロホワイトブランデー 氷彩」は、フレッシュさを強調した無色透明のブランデー。1985年に「氷彩サワー〈レモン〉樽」、2000年に「氷彩サワー〈プレーン〉樽」を発売し、知る人ぞ知るサワーとして、高い支持を得ている。「氷彩サワー」と商品名で親しまれ、飲食店専用商品であることから、缶タイプの要望も多かったそう。

「サッポロサワー 氷彩1984」は、シンプルなプレーンサワーなので食事に合いやすく、飲みやすい口あたり。発売前調査では、96%の人から「思ったよりも飲みやすくておいしい」という評価があった。

 その味わいを発表会でいち早く試飲することができたのだが、普段、ビール派で、RTD商品を飲み慣れない筆者でも飲みやすいと感じた。優しい炭酸とスッキリした口当たりで、後からホワイトブランデーのまろやかな味わいがやってくる。シンプルさを活かして多彩なアレンジが楽しめそうだと感じた。

「長年親しまれている定番のライム仕立てのほか、オレンジ、パイナップル、トマトなど、新たなアレンジを提案している。自宅や飲食店で多彩な味わいを楽しんでもらいたい」と森田氏。発売後、テレビCMやSNSなど、あらゆる顧客接点でPRしていく。

氷彩サワーのアレンジ例

「サッポロサワー 氷彩1984」の缶タイプはアルコール度数が7%で350ml(148円、税別、以下同)と500ml(200円)の2種類。氷やソーダなどで割って楽しむRTS(Ready to Serve)商品として、「サッポロサワー 氷彩1984 素」の家庭用としてアルコール度数25%の500ml瓶タイプ(650円)、業務用としてアルコール度数40%の1.8Lペットボトルタイプ(2900円)を用意する。いずれも2025年2月18日に全国発売となる。目標は350mlの缶タイプを200万ケース(350ml×24本換算)とする。

「サッポロサワー 氷彩1984」の350ml缶と500ml缶
家庭用の「サッポロサワー 氷彩1984」新商品
発表会に登壇した永井氏(右)と森田氏(左)