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Amazonでプライベートブランド「by Amazon」のコシヒカリを買ってみた

by Amazon 令和6年産 会津産 無洗 精米 コシヒカリ 5kg 令和6年産

 令和の米騒動とも言われるほど米価格の高騰が続いている。その背景にはさまざまな要因があるとされているが、一消費者の観点では、いつ、どこで、いくらで買えるかが最大の焦点となる。今回、ネット通販大手のAmazon.co.jpが販売しているAmazonブランドのコシヒカリを購入してみた。

 一部のスーパーマーケットでは依然として品薄な状態が続き、豊富に店頭在庫を抱えているお店でも数年前の倍以上の価格がついており、そうした過去のイメージが残っていると、躊躇してなかなか購入に踏み切れなくなってしまう。

 一方、Amazonの商品検索窓に「米」と入力してみると、さまざまな商品がズラリと表示される。価格はというと、スーパーマーケットと同等か、ちょっと高いといった印象だ。

 商品のリストを眺めていると、異様にシンプルなパッケージデザインで、商品名の先頭に「by Amazon」と付いたものが目に入ってくる。これがAmazonのプライベートブランドの米ということになる。

 北海道産のななつぼしや秋田県産のあきたこまちなど、さまざまな産地や品種の米がラインアップされており、商品によってすぐに発送されるものもあれば、1か月ほど待たされるものもあるようだ。

 そんな中でチョイスしたのは、4月23日時点で「過去1か月で1万点以上購入されました」と表示されていた「by Amazon 令和6年産 会津産 無洗 精米 コシヒカリ 5kg 令和6年産」。価格は通常注文で5680円で、送料は無料だった。23日の20時過ぎに注文し、25日の昼前にいつも目にするAmazonのダンボールで都内の自宅に届いた。

いつものAmazonダンボールで届く

 ダンボールを開けると、コシヒカリが登場。表面には令和6年(2024年)産で4月中旬に精米されたとの記載があり、背面には商品情報などが細かく書かれており、Amazonのプライベートブランドでありながらも、販売者は「全農パールライス株式会社」で、要するにおなじみのパールライスであることが分かる。

販売者は「全農パールライス株式会社」

 さっそく炊飯器にセットし、炊いてみた。色、ツヤ、風味、食感ともに申し分ないコシヒカリ。イカのなめろうとともにおいしくいただいた。

 実のところ、Amazonで米を買ったのはこれが初めて。例年、富山の実家から新米の時期に玄米が送られてきて、適宜コイン精米しつつ、足りなくなったらスーパーマーケットで購入するという感じだった。

 改めて気付かされるのは、玄関先まで重たい米を運んできてくれる利便性だ。普段はクルマで買い物に出かけるので、そこまで気にかけていなかったが、これを徒歩や自転車で買って帰るとなると結構大変。Amazonに限った話ではないが、ペットボトル入りの水など、重たくてかさばるものは自宅まで運ぶ手間が省けるネット通販を積極的に活用するのもアリだろう。