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ローソン「冷凍おにぎり」焼さけ/鶏五目/胡麻さけ/わかめごはんの人気4品の販売を1700店舗に拡大

2025年5月13日 拡大
ローソン「冷凍おにぎり」の取扱店舗拡大

 ローソンは、5月13日に冷凍おにぎりの取扱店舗を茨城県、栃木県、山梨県、千葉県、東京都、神奈川県の約1700店舗に拡大する。

 販売する商品は常温おにぎりの売れ筋4品で、「焼さけおにぎり」(279円)、「鶏五目おにぎり」(157円)、「胡麻さけおにぎり」(140円)、「わかめごはんおにぎり」(140円)を取り扱う。

「焼さけおにぎり」(279円)、「鶏五目おにぎり」(157円)
「胡麻さけおにぎり」(140円)、「わかめごはんおにぎり」(140円)

 冷凍おにぎりは電子レンジで解凍して食べられるおにぎりで、一括製造して作り置きすることで製造コストを削減し、常温おにぎりと比べて価格を1~2割抑えている。また、賞味期限が約1年あるため、食品ロス削減や物流効率の改善でCO2削減にもつながるとしている。

一括製造によりコスト削減

 同社は、冷凍おにぎりの取扱店舗を11月までに約2000店舗、2026年8月までに約4000店舗、2026年度中には国内の全店に拡大したいと語っている。また、今後他のカテゴリにおいても冷凍販売の取り組みを進めていくという。

冷凍おにぎり取扱店舗拡大の背景

 同社は2022年に長期保存可能な冷凍弁当やおにぎりを実験販売を行ない、その結果で冷凍弁当はストック需要が多かったことが分かった。

 そのため、買ってすぐ食べる“即食化”を目指して2023年から冷凍おにぎり、冷凍寿司、冷凍調理パンなどの実験販売を進めてきた。冷凍おにぎりは常温おにぎりと同様の時間帯での購入と買い合わせになるという特徴があったため、2025年2月からは東京都の約400店舗で本格販売を実施している。

冷凍販売の取り組み
実験販売の結果

 本格販売では、常温おにぎりと同様に惣菜、デザート、ベーカリーと一緒に購入され、購入層もほぼ変わらない結果がわかったため、常温おにぎりの代替品として今回の取扱店舗拡大に乗り出した。

取扱店舗拡大への経緯