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吉野家、初の麺商品「牛玉スタミナまぜそば」7月4日発売

2025年7月4日 発売
牛玉スタミナまぜそば

 吉野家は、初の麺商品「牛玉スタミナまぜそば」を7月4日に発売する。

 秘伝のたれで煮込んだ牛肉と玉ねぎ、青ねぎ、天かす、玉子に特製たれをトッピングしたまぜそば。別添のにんにくマシマシだれでパンチのある味わいに味変することもできる。

 同社では、キムチ、ねぎラー油、肉だく(牛小鉢)、とろろといったサイドメニューを使ったアレンジもオススメだとしている。

 価格は、店内飲食で767円、テイクアウトで753円。

 発売に先立ち6月25日に開催された発表会では、代表取締役社長の成瀨哲也氏が登壇し、新商品を発売する背景を説明した。

代表取締役社長の成瀨哲也氏

 同社は今年で創業125周年を迎えるが、成瀨氏は今後も看板商品の牛丼にこだわっていくとした上で、「吉野家が変わらずに大切にしているのが客数の獲得。売上や利益はもちろん大切な一つの要素だが、吉野家では長らく客数をトッププライオリティにしている。客数はお客さまからの支持のバロメーター」だと語る。

 中期経営計画では「変身」と「成長」をテーマに掲げ、女性やファミリー層が利用しやすい店舗の拡大やから揚げの販売強化、「かるびのとりこ」「でいから」「もう~とりこ」などの新業態の立ち上げなどに取り組むとともに、ニーズの多様化に対応すべく、提供メニューのバリエーション拡大に取り組んでいることを紹介。

「変身」と「成長」が中期経営戦略におけるテーマ

 成瀨氏は「多様化するお客さまのニーズにお応えすべく、常に挑戦し続けるブランドでありたい。125周年を迎えた今年、変身と成長を中期の大テーマに据えたが、この変身をテーマに新たなメニューを開発した。吉野家の新たな挑戦を感じていただける商品」と語り、「牛玉スタミナまぜそば」を披露した。

 同氏は、まぜそばは混ぜる前と後で見た目と味わいが変わることから、「変身」というテーマに最も合致するとして、初めて麺商品を販売することに踏み切ったと説明。開発には半年をかけ、とくに特製のたれの調整と麺の品質に苦労したと振り返る。

 8月までの期間限定での販売となるが、同社としては200万食を目標に掲げているという。

200万食の販売を目標に掲げる

 その後、同社のテレビCMに出演する藤田ニコルが登場。CM収録の際には「絵コンテを見て驚いた」としながらも、新商品の味わいについては「やっぱり今年の夏も暑いと思うので、本当に疲れたなとか、ちょっと今日しんどいなという時には元気が出ると思う。にんにくもたっぷり入っているので、お休みの日に1人で黙々と食べるのも、クーラーの効いた部屋で食べるのもいい。夏でもさっぱり食べられるのがいい」とコメントしていた。

藤田ニコル