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KDDI新本社の社食「K-Dining」に潜入

2025年7月24日 取材
KDDIの社員食堂「K-Dining」

 KDDIは7月24日、TAKANAWA GATEWAY CITY内の新本社の内部を報道関係者向けに公開した。本誌では、普段は立ち入ることのできない社員食堂「K-Dining」に潜入した。

 JRの高輪ゲートウェイ駅は2020年に開業し、駅前のTAKANAWA GATEWAY CITYも2025年3月に第1期の街びらきを果たしているとはいえ、商業施設のニュウマン高輪のオープンはもう少し先の9月で、周辺の飲食店が少ない現状においては、ビル内のローソンとこの社食がKDDI社員の貴重な台所となっている。

 座席数は約750席で、ランチの営業時間は11時30分~13時30分。現時点では約6000人がこのビルに勤務しており、将来的には1万3000人ほどが働くことになるとのこと。席数から考えて、全員分を賄えるはずもなく、現状でも人気メニューは結構な争奪戦になるのだとか。

小洒落たレストランを想像させるロゴ
KDDIらしく混雑状況を可視化している

 この日のメニューは、「食物繊維が摂れるメキシカンチリライスセット」(700円)、「蒸し野菜と豆腐ハンバーグ かぼすポン酢セット」(800円)、「グリルチキン シャリアピンソース」(640円)、「豚肉の焼肉風炒め」(440円)、「グリル満天星監修 海老フライカレー」(700円)、「鶏白湯らーめん」(580円)、「出汁の効いたかけそば・うどん」(390円)の7種類。

この日のランチメニュー

 いずれもリーズナブルな価格設定で、しっかりとカロリー表示もあって健康意識も高め。ご飯についてもカウンターでサイズを選んだり、麦ごはんに変更したりできるようになっていた。このほか、さまざまな付け合せやサラダなどのサイドメニューも有料で付けられる。

ご飯のサイズを選んだり、麦ごはんに変更したりできる
豊富なサイドメニュー
調味料コーナー

 支払いについては、食後にセルフレジで行なう形。交通系電子マネーとau PAYのみの対応だった。面白いのは料金のカウント方法。器の底に仕掛けがあり、食器をのせたトレイをセルフレジに近づけると、自動的に料金が計算されるようになっていた。

セルフレジ
食器の底に仕掛けがある
大盛を頼んだ場合は追加の札で料金調整

 誘導してくれた社食のスタッフに人気メニューを聞いたところ、今日はカレーとグリルチキンが人気とのこと。同行してくれた広報さんからはラーメンもおいしいと力説され、迷いに迷ったが、社食スタッフの言葉を信じ、「グリルチキン シャリアピンソース」をチョイス。最近太り気味の体を考慮し、麦ごはんのS(100円)、味噌汁(60円)、彩り鮮やかな「にんじんとツナの和風マリネ」(100円)を付け、全部で900円のランチに仕立ててみた。

迷いに迷って「グリルチキン シャリアピンソース」を選択

 社員の健康に配慮してか、一般的な飲食店よりは少し薄めの味付けだが、決して薄すぎず、しっかりと満足感も得られるバランスといった印象で、残すことなくおいしくいただいた。

グリル満天星監修 海老フライカレー
鶏白湯らーめん