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スシロー、豊洲の達人たちとコラボしたフェアを1月28日スタート

2026年1月28日 発売
「天下の魚市場 豊洲×スシロー」フェア

 スシローは、1月28日から期間・数量限定で「天下の魚市場 豊洲×スシロー」フェアを開催する。

 今回のフェアは、鮪の目利きとして知られる鮪専門仲卸の「米彦」が厳選した天然本鮪や、築地時代から続く豊洲の名店「大和寿司」の監修メニュー、貝を取り扱う「渡辺商店」が監修した煮あわびが提供される。昨年に続き、豊洲で活躍する達人たちとの2回目のコラボとなる。

 米彦が目利きをした天然本鮪を使用した商品としては、「豊洲 天然本鮪6貫盛り(大とろ、中とろ、中とろ焦がし醤油 直火炙り、赤身、煮切り醤油漬け赤身、ねぎとろ包み)」(1120円~)、「豊洲 天然本鮪ねぎとろ包み」(110円~)、「豊洲 天然本鮪赤身食べ比べ」(260円~)、「豊洲 天然本鮪中とろ」(180円~)、「豊洲 天然本鮪大とろ」(360円~)といったネタが提供される。

豊洲 天然本鮪6貫盛り
豊洲 天然本鮪ねぎとろ包み
豊洲 天然本鮪赤身食べ比べ

 米彦 営業部長の越原哲也氏は、「去年もやらせてもらって実際にお店に食べに行って感じたことを今回活かした。お寿司は食べておいしいのが一番。今回は天然の本鮪にこだわった。味重視、食感重視。普段はメバチマグロが多いと思うが、今回は天然の本鮪。赤身の味が全然違う。天然はほどよい酸味と香りがある。とくに赤身に注目してほしい」と語る。

米彦 営業部長の越原哲也氏

 スシローとのコラボの大変さについては、「量を揃えるのも大変だが、品質へのこだわりがすごい。いい加減なものは出せないというプレッシャーがある」と振り返る。

 オススメの食べ方について聞いてみたところ、「僕はまず何もつけずにそのまま食べる」と職業病を告白しつつ、「最近は塩を勧めるお店もあるが、僕は減塩じゃない普通のスシローの醤油が好き。鮪そのものの味とシャリのバランスを感じてほしい」と語っていた。

 大和寿司監修メニューとしては、「江戸前の匠すし3貫盛り(炙り水たこ 江戸前煮詰めがけ、いわしの江戸前酢洗い、いかと筋子包み)」(360円~)、「いわしの江戸前酢洗い」(180円~)が提供される。

江戸前の匠すし3貫盛り
いわしの江戸前酢洗い

 大和寿司 代表取締役の入野光広氏は、最初にコラボの話が来たときの思いとして、「敵対するという感覚はなかったが、気になったのはウチのお客さんの受け取り方。回転寿司と一緒にやるの? という感覚を持たれるかな、というのは正直あった」としつつも、「築地から豊洲に移るとき、移転が延期になったりしてマイナスイメージもあったなかで、スシローさんが市場を大事にする思いや、市場への感謝の気持ちでフェアを打つということで、まずは豊洲にこういうお寿司屋さんがあるんだと知ってもらいたかった」と振り返る。

大和寿司 代表取締役の入野光広氏(右)と弟の入野成広氏(左)

 今回の監修メニューでは、江戸前ならではの職人技が活かされているとのことだが、入野氏は「アジやイワシとか光り物は、捌いたままではなく、塩をして酢をくぐらせてとか、僕らの感覚だと技でも何でもない。でも、スシローさんに言われて、一般のお客さんから見たら、それが技なんだ、僕らが当たり前にやっていたことが、こんなに手の込んだことをしているだと思われることに気付かされた」と語る。

「イワシは回転寿司だと開きっぱなしの生で出してくるところが多いが、自分はちょっと手を加える。塩をして酢をするというのは、水分を抜くとか、生臭さをとったりとか、そういう風にやるんだと思ってもらえるのは面白い。今回の(炙り水たこで使っている)ツメ(煮詰めて作った甘ダレ)もそう。こだわっているのは穴子で、いい穴子を煮た煮汁じゃないとおいしいツメはできない」(入野氏)のだとか。

 今回の3貫盛りについて、職人として一番難しいのはどれか尋ねてみたところ、「イワシが一番手間がかかる。鮪はサクを取って切るだけだけど、イワシは一匹一匹だから、(スシローの規模だと)とんでもない数になる。それが3貫で360円? ウチを潰しにかかってるのかなって(笑)。適正価格は3倍くらいになるんじゃないかな」と舌を巻いていた。

 渡辺商店監修のネタでは、「煮あわび 江戸前煮詰めがけ」(360円~)が提供される。

煮あわび 江戸前煮詰めがけ

 渡辺商店 代表取締役の渡辺幸雄氏は、「あわびは個体差がすごく激しい。今回は火を入れて柔らかく煮上げているが、火を入れると悪いものは極端に縮む。良いものは逆にふわっと膨らむ。その選別をしないと大きさがバラバラになってしまうので、見た目と触った感触で、これは縮まないというものを見極めている」と語る。

渡辺商店 代表取締役の渡辺幸雄氏

 また、「世に出る前に何度も試作を送ってもらってアドバイスをした。あわびはスライスすると味が伝わりにく、ダイス状に切った方が味が分かる。だから、今回は少し厚めにしてもらった。その方が弾力も味も伝わりやすい」という。

 スシローとのコラボでの価格設定について聞いてみたところ、「そこはもう諦めていて、全然儲けはない。でも、本当のおいしさが伝わることで市場が広がることに期待している」とのこと。あわび以外でのコラボの可能性については、「煮はまぐりなんかも面白い。江戸前の仕事だし、回転寿司ではあまり見かけない」と語っていた。

 このほか、今回のフェアでは豊洲の仲卸の「尾坪水産」が太鼓判を押したという「気仙沼産 かつおたたき」(120円~)も提供される。

気仙沼産 かつおたたき