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飲食業界向けの「LINEレストランプラス」、6月から提供

2026年2月12日 発表
LINEヤフーが「LINEレストランプラス」を発表

 LINEヤフーは2月12日、飲食業界向けのサービス「LINEレストランプラス」を6月頃から提供すると発表した。都内で「LINEヤフー Reception Party」と称した関係者向けイベントを開催し、そのなかで明らかにした。

 LINEレストランプラスは、月間1億人超とされるLINEアプリをベースに顧客とつながりながら、予約、注文、決済に加え、顧客管理や販促などの業務全般が行なえる飲食店向けのサービス。

 LINE上では、すでにサードパーティーによる予約やモバイルオーダーといった個別のソリューションが提供されているが、それらを1つにまとめてパッケージ化したようなイメージだ。

来店客が利用する注文画面のイメージ

 LINEヤフー 上級執行役員 コーポレートビジネスドメイン ドメインリードの池端由基氏は、同社としてユーザーの日常を支える“ライフプラットフォーム”という役割を担うことを目指しているとした上で、今回のサービスがさまざまな業界が抱えるDXをうまく活用しきれていないという課題解決に役立つとして、飲食業向けの「LINEレストランプラス」と理美容業向けの「LINEビューティープラス」の2つを紹介した。

LINEヤフー 上級執行役員 コーポレートビジネスドメイン ドメインリードの池端由基氏

 続いて登壇したLINEヤフー コーポレートビジネスドメイン バーティカルSBU営業ユニット ユニットリードで、LINEヤフービジネスパートナーズ 代表取締役社長の富永翔氏は、新サービスの概要を説明。

 LINEでは、スマートフォンのカメラでQRコードを読み取ることで店舗を友だちに追加し、アプリ内でさまざまなサービスを利用できるようになっているが、昨年11月からはNFCタグが入ったスタンドやステッカーにスマートフォンをかざすだけで簡単に友だち追加の操作が行える「LINEタッチ」の提供をスタート。今回のサービスでも、LINEタッチを活用することで、ユーザーのスムーズな利用を演出している。

 富永氏は、LINEレストランプラスについて、「来店前から来店中、そして会計、再来店までを全て、お店とお客さまの体験を一つに繋いでいくサービス」と表現する。

LINEヤフー コーポレートビジネスドメイン バーティカルSBU営業ユニット ユニットリードで、LINEヤフービジネスパートナーズ 代表取締役社長の富永翔氏

「特別なアプリをわざわざダウンロードする必要もなく、日常の延長線上でお客さまとお店の関係性を深めていくことができる。LINE公式アカウントからメッセージを配信し、何通届いて、どれだけ開かれて、実際に何人が来店して、最終的に売上がいくらになったかまで可視化される。つまり、今までなんとなく送っていた配信が、売上に繋がる配信をしっかりと作るようになる」(富永氏)とする。

 同氏は、飲食店向けの予約顧客管理サービスを手掛けるトレタが近日グループ入りすることを紹介した上で、新サービスを掛け合わせることで、これまで以上の体験を提供できると語る。

 例えば、予約のキャンセルが入った場合、お店の外に出て呼び込みを行なうことで空席を埋めるといった作業が必要になるが、顧客管理のデータと照らし合わせ、付近にいる常連にその旨を伝えたり、クーポンを配信したりすることで効率的に席を埋めるといった使い方もでき、店舗側にも利用客側にもメリットを生み出せる。

 12日の時点では利用料金などの詳細は明らかにされなかったが、サービスはLINE公式アカウントのオプションとして提供される模様で、サービス開始記念として、レストランオプションの契約1年目の月額利用料を実質0円にするとともに、キッチンプリンターやキャッシュドロアーといった機材をプレゼントするキャンペーンが実施される。