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サッポロ“無糖よりも無糖”な「飲みごたえ<超無糖>レモンサワー/グレフルサワー」発売

2026年3月17日 発売
「サッポロ 飲みごたえ<超無糖>レモンサワー」と「サッポロ 飲みごたえ<超無糖>グレフルサワー」

 サッポロビールは3月17日より、「サッポロ 飲みごたえ<超無糖>」の販売を開始する。「レモンサワー」と「グレフルサワー」の2商品を展開し、甘くない、しっかりした飲みごたえを求める層に向けたもの。価格は350mL缶が164円前後、500mL缶が223円前後(いずれも税別)。

甘さと苦味の「差分」で飲みごたえを実現

 コストパフォーマンスの高さや健康意識の高まりなどから、近年は甘さを抑えた無糖のハイボールやリキュール類がトレンドの1つとなっている。しかし、サッポロビールによると、「それでも甘さを感じる」や「味気なさを感じる」といった声も少なくなかったことから、「新しい飲みごたえ」を実現した商品を開発したという。

新商品のポスター

 ポイントとなるのは甘さのさらなる低減と、甘さと苦味の「差分」。前者については、「無糖」の基準となるのが飲料の場合100mLあたり糖類0.5g未満のところ、新商品では極限まで糖類を抑え、同0.1g未満の「超無糖」(同社独自の呼称)とした。

甘さを極限まで低減

 そのうえで、ポッカサッポロの「瀬戸内レモンの果皮」を含む複数の柑橘類の果皮を使った「プレミアムピールエキス」を採用。甘さとは反対に苦味は大きくすることによって、甘みと苦味の差を広げ、よりしっかりとした飲みごたえを感じるつくりにしたという。

複数の柑橘類の果皮を使用した「プレミアムピールエキス」を採用
甘さと苦味の「差分」を大きくすることで飲みごたえにつなげた

 飲みごたえが足りないというユーザーに試飲評価してもらったところでも、「飲みごたえがある」「発売されたら購入したい」とする割合がともに92%に上ったとのこと。従来のサワー系飲料に物足りなさを感じている人でも満足感が得られる仕上がりになっているとする。

パッケージデザインは「飲みごたえ」をメインに訴求しつつ、手に取りやすさも意識したという
新商品の特徴を紹介したサッポロビール株式会社 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 新商品ブランドマネージャー 高原務氏

RTDを「ビールに次ぐ成長ドライバーに」

 サッポロビールがRTD(Ready To Drink)市場に新ブランドを投入する背景には、同市場が依然として拡大基調にあることが挙げられる。2026年10月には酒税法の改正でRTDについては増税となるが、それでも昨今の物価高や健康意識の高まりを踏まえると、全酒類に占めるRTDの割合は徐々に高まっていくと予測している。

酒税はアップするが、RTD人気は引き続き上昇傾向になると見通す

 同社ではこれまで「濃いめのレモンサワー/グレフルサワー」「男梅サワー」「濃い搾りレモンサワー/グレフルサワー」など、「濃いめ」「唯一無二」「居酒屋の手搾り感」といった独自コンセプトの商品戦略で一定の成功を収めてきた。RTDカテゴリーにおいて、2021年から5年連続で過去最高売上を更新しており、2025年の出荷数実績は2021年比で1.38倍を達成している。

2025年RTD缶カテゴリーの販売実績は堅調
2026年のRTD商品ラインアップ

 そこに今回の「ビターな飲みごたえ」という新価値提案を追加することで、RTD市場での存在感をさらに高めていきたい考えだ。2026年はRTDカテゴリーにおいて前年比105%の成長率を目指すとし、「ビールに次ぐ成長ドライバーにしていきたい」と意気込みを見せた。

2026年は前年比105%の成長率を目指す
市場動向や商品戦略について解説したマーケティング本部 ビール&RTD事業部 部長 下和田勇氏